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江都名所永田馬場山王宮
エドメイショナガタババサンノウグウ
作者名
広重 (歌川 廣重/歌川 広重)
作者名ヨミ
ヒロシゲ (ウタガワ ヒロシゲ)
代表明細・シリーズ名称
江都名所永田馬場山王宮
落款等備考
廣重画
制作者備考
印章等
版元
印章注記
時代区分
天保~安政
西暦
1844-1860
形態
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
風俗画 風景画
内容2
名所 通過儀礼
内容3
永田馬場山王宮(日枝神社) 七五三 鳥居
追加情報
テーマ
具体物
位置付け
画中の文字・文章
備考
「江戸名所」とあるが、風景画の名手とされた広重はこの表題で数種類の揃物を出しており、さらに「江戸名所」、「東都名所」もある。これは比較的晩年の作と思われ、江戸の名所と人々の暮らしを描いてある。
ここは、永田町の日吉山王大権現社(現在の日枝神社)である。大鳥居をくぐって、七五三詣での家族が行き交っている。中央は七歳で帯解きを迎えた娘で、出入りの鳶の者がかつぎ、母たちの後ろには千歳飴を持つ小僧もいる。右は、五歳袴着の男児で父母とともに神社に向かっている。左は三歳髪置きの男子が、背負われて帰るところだ。道路わきには傘を広げて土産物をぶら下げた行商人がおり、どうやら千歳飴を売っているようだ。なお、近くには溜池が広がり、馬場もあった。
七五三は江戸初期には十一月の吉日を選んで行われ、武家が中心であった。江戸後期になると次第に十一月十五日になるとともに、町人も子どもたちの無事な成長を祝ってお参りするようになった。その様子が、よくうかがえる。
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