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風流子宝きそ初め/風流子寶きそ初メフウリュウコダカラキソハジメ

風流子宝きそ初め/風流子寶きそ初メ

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作者名 英山   (菊川 英山)
作者名ヨミ エイザン   (キクカワ エイザン)
代表明細・シリーズ名称 風流子宝きそ初め
落款等備考 菊川英山筆
制作者備考
印章等 版元
印章注記
時代区分 未詳
西暦
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵
内容2 手習い 年中行事 子宝絵
内容3 習字 着衣始め 書き初め 麻の葉文様 庭園

追加情報

「きそ初め」は「着衣初(始)」と書き、正月三が日の吉日を選んで、新しい衣服を着始める風習であり、儀式でもあった。江戸時代は年齢も数えであり、正月になると一歳増え、年齢にあった新しい衣服を着るのは楽しみであった。これは広大な庭園を持つお屋敷の、大事な子宝娘の着衣始めだ。
主役の娘は、赤い麻の葉模様の着物を着て、太筆で「寿福」の文字を書いており、長寿幸福を願っている。麻は丈夫ですくすく真っ直ぐと伸びることから、麻の葉は子ども着の文様に好まれた。文具は机も硯・筆立ても、立派な品物を使っている。隣は姉だろうか、千鳥文様の振り袖から出た手を口元に当てて、書道の出来映えを気遣っている表情だ。晴れ着の美人の背後には豪壮な庭が広がり、池畔の梅がほころんでいる。右手にも座敷が見えている。
正月の行事でも「着衣始め」を描いた作品はすくなく、貴重である。子宝絵としても、書初めの場面としても、良家の女子をよく表現している。

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公文と子ども浮世絵

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