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子供あそび 大決戦  コドモアソビダイケッセン

子供あそび 大決戦  

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作者名 昇雲  (山本昇雲)
作者名ヨミ ショウウン (ヤマモト ショウウン)
代表明細・シリーズ名称 子供あそび
落款等備考 昇雲
制作者備考 松木平吉
印章等
印章注記
時代区分 明治39年
西暦 1906
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵
内容2 遊戯  遊び(闘鶏、男)
内容3 子ども(男子 少年)画 闘鶏 ニワトリ

追加情報

「子供あそび」は昇雲の子ども絵の代表作で、男女の四季のさまざまな遊びが描かれている。「四季のながめ」と違い、登場するのは子どものみの作品が多く、母がいても背後で子どもを見守る存在だ。また男子の元気な遊びが多いのと、日露戦争を反映した遊び風俗が見られるのも特色だ。
「大決戦」といっても鶏の決戦であるが、好戦的な時代の反映でもある。
学生帽の子と水兵帽の子が、闘鶏の真っ最中である。闘鶏は鶏合(とりあわせ)とも言われ、平安時代には陰暦3月3日に宮中の行事としても行われた。江戸時代には民間の遊びとなり、石川豊信「東童五節遊」の3月に描かれている。この絵でも椿の花が満開であり、3月頃だ。鶏は鋭い口ばしと足のツメで闘っている。背後には鳥籠にもたれて見物する子や二本差しで見物の子もいる。
明治後期の遊びを中心にした子ども風俗がよくうかがえる。特に男子の遊びには日露戦争の反映が見られる。
山本昇雲(明治3年(1870)~昭和40年(1965))は高知県出身、上京後報道画家として『風俗画報』の口絵・さし絵を描くとともに、日本画家、浮世絵師としても活躍した。最後の浮世絵師とも称され「今すがた」や「子供遊び」のシリーズは、近代浮世絵版画の代表作とされる。明治の子ども風俗、女性風俗をたくみに描いた作品が多い。「四季のながめ」は12点まであることが確認されている。
鉋くずの笛を「東京風俗誌」ではラッパと呼んでいる。「江都二色」では鉋屑笛。
セルロイドの文化笛に関しては、「別冊太陽・子ども遊び集」に記載あり。

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