作品検索結果詳細

東風俗 福つくし ふく神 アズマフウゾク フクツクシ フクジン

東風俗 福つくし ふく神 

拡大して見る

作者名 周延   (楊洲 周延)
作者名ヨミ チカノブ  (ヨウシュウ チカノブ)
代表明細・シリーズ名称 東風俗福つくし
落款等備考 楊洲周延
制作者備考 武川卯之吉
印章等
印章注記
時代区分 明治
西暦 1868-1912
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 人物画 風俗画
内容2 母子絵 美人画 年中行事(正月) 
内容3 美人 家庭風俗 母 子ども(女子 少女) 米俵 正月 副神様 大黒 三方 おみきのくち 

追加情報

「東風俗福つくし」とシリーズ名にあり、東京の明治中期の新風俗から、家族の福々しい場面を設定、「ふく」の付く言葉をあてている。福のつく言葉には造語やこじつけ、さらに同音の「吹く」や「服」も見られるが、当時の幸福(心の幸せ)で裕福(金持ち)な家庭の姿がうかがえる。
「ふく神」とあり、床の間に福徳の神である大黒様が祀られている。大黒様は七福神の一つで、頭巾をかぶり肩に大きな袋を背負い、右手に打出の小槌を持って、米俵を踏まえている。振袖姿の姉と妹が、三方に鏡餅などお供え物を載せて運んでおり、正月であろう。大黒様の前には、すでに神酒が供えられており、徳利の口には竹細工の美しい「おみきのくち」がさしてある。付書院の地袋には、長寿の象徴である亀を描いてある。
明治中期の母子を中心とする家庭風俗と、そのなかでの幸福感が読みとれる作品である。母と子の衣装や室内調度にも、江戸の継続だけでなく近代化の新しい要素がうかがえる。

原画貸出などの問い合わせはこちらこの画像をご利用されたい方はお問い合わせよりご連絡ください

5,000円
から
まで

公文と子ども浮世絵

カテゴリで見る浮世絵