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稚遊七小町 せき寺  オサナアソビ ナナコマチ セキデラ

稚遊七小町 せき寺  

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作者名 春山    (勝川 春山)
作者名ヨミ シュンサン   (カツカワ シュンザン)
代表明細・シリーズ名称 稚遊七小町 せき寺
落款等備考 春山画
制作者備考 西村屋与八
印章等
印章注記
時代区分 天明頃
西暦 1781-1789
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵
内容2 子ども見立絵
内容3 七小町(関寺小町) 小野小町(見立) 七夕 短冊 盆灯籠 腹かけ

追加情報

平安朝の歌人で美人として知られた小野小町にまつわる七つの逸話は、謡曲にもなって「七小町」といわれた。「稚遊七小町 せき寺」、とあり、七小町を子どもに見立て描いた揃物のうち、「関寺小町」である。これは老衰した小町が、近江の関寺に住んでいた際に、寺の稚児たちに和歌を教え、七夕祭りに招かれる話である。
右の女児が小野小町に見立てられており、筆を手に七夕の短冊に歌を記している。そばには硯や短冊の他に、花をかたどった短冊や、布袋の飾り紙もある。背後に立つ男児は寺の稚児の見立で、手に盆灯籠を持っている。旧暦では、七月七日は盆行事のはじまる時期でもあった。二人とも頭は唐子であるが、女子は髷を結い始めている。衣装は、腹かけである。共に白い肌で、福々しく描かれている。
「七小町」の逸話が広く知られていたことがうかがえる。また「風流童遊」と同様に、子どもは頭も衣装も唐子風に描かれており、唐子が好まれた反映でもある。
絵師の勝川春山は勝川春章の門人で、天明から寛政にかけておもに子ども絵や美人画で活躍した。

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