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金太郎の豆まき キンタロウノマメマキ

金太郎の豆まき 

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作者名 清長  (鳥居 清長)
作者名ヨミ キヨナガ (トリイ キヨナガ)
代表明細・シリーズ名称 金太郎の豆まき
落款等備考 清長画
制作者備考 西村屋与八
印章等 版元
印章注記
時代区分 天明後期~寛政初期
西暦 1787-1791
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども物語絵
内容2 金太郎絵 年中行事絵
内容3 金太郎 豆まき 鬼

追加情報

金太郎絵であり、年中行事としての節分の絵である。節分は立春の前日で、旧暦では、正月の頃に当たり、豆まきやいわしの頭を柊の小枝に差して、魔除け、悪疫退散を願った。この絵も立春正月の前に、招福除災を願って部屋に飾ったと思われる。
上部にしめ縄が張られ、ゆずり葉、裏白もさげられており、正月であることを示している。赤い体の金太郎は、烏帽子をかぶり、腰には長刀を差し、袖に「金」が染め抜いてあり、元服後の姿だ。片肌を脱いだ力強い腕で、小鬼を手玉にとっているが、表情はおだやかだ。三方に豆の入った枡が置いてあり、豆打ちの準備がととのっている。
鬼を払って正月を迎える。子どもたちにとっても楽しい行事(節分)の絵。
・金太郎は元服して坂田金時となり、後に大江山の鬼退治で活躍する。「鬼は外」の豆打ちに、金太郎は最適だったのだ。
・金太郎をよく描いた浮世絵師としては、この清長と歌麿が双壁であるが、テーマは異なり、歌麿は美人画として美しい山姥を中心に幼い金太郎を添えている。清長はあくまで金太郎が中心で、遊ぶ姿や動物と戯れる様子が描かれている。
・節分の夜に豆打ちをするのは、この夜は鬼が現れるのでその目を打ちつぶすためで、「魔目(まめ)を打つ」にも掛けている。通常年男が、煎った豆を神仏に供えた後に「鬼は外、福は内」ととなえつつ、ひと間ごとに打つ。

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