
おさな遊び正月双六:おさな遊ひ正月雙六
天保14年から弘化4年頃 (1843-1847)
- 資料名1
- おさな遊び正月双六:おさな遊ひ正月雙六
- 史料名1よみ
- おさなあそびしょうがつすごろく
- 史料名Roma1
- osanaasobishougatsusugoroku
- 絵師・著者名
- 廣重(歌川 広重:初代)
- Creator
- 落款等備考
- 廣重画
- 板元・製作者
- 有田屋 清右ヱ門
- 制作年和暦
- 天保14年から弘化4年頃
- 制作年西暦
- 1843-1847
- 書誌解題
- 資料名1
- おさな遊び正月双六:おさな遊ひ正月雙六
- 資料名2
- 史料名1よみ
- おさなあそびしょうがつすごろく
- 史料名2よみ
- 史料名Roma1
- osanaasobishougatsusugoroku
- 史料名Roma2
- Title
- Alternative title
- シリーズ名・代表明細
- おさな遊び正月双六
- 絵師・著者名
- 廣重(歌川 広重:初代)
- 絵師・著作者名よみ
- ひろしげ(うたがわ ひろしげ)
- Creator
- 管理No.
- 00000064
- 管理No.枝番号
- 落款等備考
- 廣重画
- 板元・製作者
- 有田屋 清右ヱ門
- 彫摺師
- 制作年和暦
- 天保14年から弘化4年頃
- 制作年西暦
- 1843-1847
- 制作年月
- 書誌解題
- 判型・形態
- 大判横
- 印章の有無
- 名主1
- 印章内容
- 名主:田中
- 複製フラグ
- 種別1
- 錦絵
- 種別2
- 種別3
- 内容1
- おもちゃ絵
- 内容2
- ゲーム
- 内容3
- 双六 正月の遊び 玩具
- テーマ
- 正月の子ども遊びを双六にしたもので、江戸後期の代表的な正月遊びを
知ることができる。むろん、時期的には主として正月遊びとされた男子の
凧揚げ、こま回し、女子の羽根つき、まりつき、さらに男女ともに楽しんだ双六
かるた、福引の他、時期をあまり限定せず、正月以外にも楽しんだものがある。
草双紙は季節を問わないが、正月の読み初めには男女を問わず出世物語が
好まれた。
- 具体物
- 「ふりだし」は「道中双六」で、「上り」は「歌かるた(百人一首など)」、ともに男女を
問わず正月の夜の楽しみであったことが「絵本江戸風俗往来」(平凡社)に
記されている。あとは讃にある通りだが、男女別に分けると男子は「竹馬、たこ、こま」
だけ、女子は「ままごと、あね様、まり、羽根、きさご、綾とり、折り紙、お手玉」
男女ともは「草双紙、いろはかるた、福引」で、女性の遊びがはるかに多い。
「はね」の羽子板に描かれているのは、宝づくしである。
- Comments
- 位置づけ
- 江戸後期の正月遊びを知ることができる史料。絵師が広重であることも注目される。
- 讃・画中文字
- おさな遊ひ正月雙六
芝神明前
(田中)有田屋清右衛門板
広重画
*「ふり出し」と「上り」を除き、最下段右下から最上段左上までの順に翻字。
【一段目】
○ふり出し道中すご六
(一)まゝこと
(二)草そふし
(三)あねさま
(四)いろはかるた
(五)ふく引
(六)竹馬
○草双紙
(一)竹馬
(二)ふく引
(三)まゝごと
○まゝごと
(四)はね
(五)あねさま
(六)いろはかるた
○あね様ごと
(一)ふく引
(三)草ぞふし
(五)いろはかるた
○いろはがるた
(二)たこ
(四)はね
★(六)字がよめないでしんどき。されば、一へんやすみ。
【二段目】
○竹馬
(一)きさご
(二)ふく引
(三)こま
○まり
(四)おてたま
(五)はね
(六)きさご
○たこ
(一)きさご
(二)竹馬
(三)ふく引
○はね
(二)きさご
(四)おてだま
(六)まり
○こま
(一)竹馬
(三)たこ
(五)きさご
○福引
(四)こま
(五)おて玉
(六)はね
【三段目】
○きさごはぢき
(一)あや
(二)いろはかるた
(三)折もの
○あや
(四)上り
(五)いろはかるた
(六)折もの
○折もの
(二)上り
(四)いろはかるた
(六)あや
○お手玉
(一)あや
(三)いろはかるた
(五)折もの
○上り歌がるた
(小泉吉永氏翻刻)
- 自由記入欄
- 遊び方=飛び双六
絵師は風景画で知られる歌川広重。子ども好きで養女を可愛がったと
されるだけに、女子を中心とする正月の子ども遊びをよくとらえている。
大判一枚摺なので、絵双六であるとともにおもちゃ絵である。
- 史料分類
- 絵画