歌川 廣重(歌川 広重*)
有楽道中寿古録
天保頃 (1830-1844)
資料名1
有楽道中寿古録
史料名1よみ
ゆうらくどうちゅうすごろく
史料名Roma1
yuurakudouchuusugoroku
絵師・著者名
歌川 廣重(歌川 広重*)
Creator
落款等備考
歌川 廣重筆
板元・製作者
有田屋清兵衛
制作年和暦
天保頃
制作年西暦
1830-1844
書誌解題
資料名1
有楽道中寿古録
資料名2
史料名1よみ
ゆうらくどうちゅうすごろく
史料名2よみ
史料名Roma1
yuurakudouchuusugoroku
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
有楽道中寿古録
絵師・著者名
歌川 廣重(歌川 広重*)
絵師・著作者名よみ
ひろしげ (うたがわ ひろしけ)゛
Creator
管理No.
00000092
管理No.枝番号
落款等備考
歌川 廣重筆
板元・製作者
有田屋清兵衛
彫摺師
制作年和暦
天保頃
制作年西暦
1830-1844
制作年月
書誌解題
判型・形態
大大判 大倍判
印章の有無
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
おもちゃ絵 風景画
内容2
ゲーム 道中
内容3
双六 道中 東海道
テーマ
江戸後期になると旅の規制が弱まり、伊勢参りなど旅が庶民の娯楽となった。特に十返舎一九の『東海道中膝栗毛』(文化6年完結)や広重の浮世絵「東海道五拾三次」の人気によって絵双六でも数多くの「東海道中」が作られたが、その代表作である。題の有楽は遊楽や行楽と同じで、遊び楽しむことである。
具体物
「ふり出し」はお江戸「日本橋」を旅立つ人々で、背後には松林に囲まれ江戸城が見え、富士がそびえている。日本橋の文字の下には「より品川二り」とあり、各枡目ごとに次の宿までの距離を示してある。風景画、特に東海道で知られる広重の作品だけに、各宿場の特色ある風物をたくみに表現している。枡目にとらわれずに、相模湾や駿河湾、富士山などはワイドな画面構成で雄大な風景を楽しませてくれる。上りは「京都」で、御所に参内する大名、従者が長柄の傘をさしかけている。
Comments
位置づけ
五街道で最も重要な東海道中五十三次を、人気絵師広重が描いたもので、道中双六の代表作である。子どもたちは、京への旅を双六で楽しみながら地理を学んだ。
讃・画中文字
ふり出し→日本橋→品川→川崎→かな川→ほどがや→泊 戸塚→藤沢→平塚→大磯→泊 小田原→箱根→三しま→泊 ぬまづ →はら→吉原→かん原→由井→おきつ→泊 えじり→府中→まりこ→おかべ→藤枝→しまだ→泊 金谷→ひ坂→かけ川→袋井→見付→泊 はま松→まい坂→あらい→白須賀→二川→吉田→御油→赤坂→泊 藤川→岡さき→ちりゅう→なるみ→泊
三屋→くわな→四日市→石やくし→庄野→亀山→せき→泊 坂の下→土やま→水口→石部→草津→大津→京都上「一つあまれば大津へかへる 二つ同草津 三つ同石部 四つ同水口 五つ同みやへかえる
自由記入欄
遊び方「回り双六」だだ上りを行きすぎた場合は、それぞれ行きすぎた数によって、もどる場所が指定されている。
・改印がなく、時代は確定できないが、広重の「東海道五拾三次」が人気を得た天保から、弘化頃と思われる。
・広重は数多くの東海道双六を手がけているが、本品はどの絵双六本にも紹介されておらず、貴重である。
・絵師名が斎号と雅号でなく、歌川広重と画姓・雅号で記されているのも珍しい。
史料分類
絵画