芳春
志ん板おもちゃ双六
明治11年 (1878)
資料名1
志ん板おもちゃ双六
史料名1よみ
しんぱんおもちゃすごろく
史料名Roma1
shinpanomochasugoroku
絵師・著者名
芳春
Creator
落款等備考
板元・製作者
制作年和暦
明治11年
制作年西暦
1878
書誌解題
資料名1
志ん板おもちゃ双六
資料名2
史料名1よみ
しんぱんおもちゃすごろく
史料名2よみ
史料名Roma1
shinpanomochasugoroku
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
志ん板おもちゃ双六
絵師・著者名
芳春
絵師・著作者名よみ
よしはる  (うたがわよしはる)
Creator
管理No.
00000133
管理No.枝番号
落款等備考
板元・製作者
彫摺師
制作年和暦
明治11年
制作年西暦
1878
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
おもちゃ絵
内容2
ゲーム
内容3
双六 おもちゃ 玩具
テーマ
よし藤「新政おもちゃ双六」(1002)を明治になって改訂したもので
新しいものが8点登場している。人気玩具を扱った双六であることは
同じで、画面の構成も同一だが、明治になって新しく何かが加わり
何が消えたかが、注目される。
具体物
「ふり出し」は叶福助で、この縁起人形が明治になっても益々人気のあったことが
うかがえる。「上り」は菓子を前にした子供の殿様で、江戸時代への郷愁か
背景は前回と同じ桜だ。新しく登場したもので注目されるのは「おさな学コウ」で
幼稚園を示し、女先生とブランコを楽しむ洋服姿の幼児だ。平安時代に大陸伝来の
ブランコ「鞦韆」はあったが次第にすたれ、明治になって西洋から伝わり幼稚園で
盛んになる。「人力車」は、明治2年に日本で考案された乗物だ。
「大あたま」は、題は同一だが、お面から飛び人形へと変わっている。
Comments
位置づけ
今でいえば著作権侵害の盗作だが、当時はよう行われた。文久1年から明治維新を経て
17年後(明治11年)の玩具・遊びの変遷を示す貴重な資料ともいえる。
讃・画中文字
おいばね(子供殿様あそび)上り、だるまだこ
やりもち奴、だるまさま、たいの引もの、(おてだま)
おすもう、<おしし>、(角兵衛じし)、(まとい持)、(おさな学コウ)
<いぬはりこ>、<てんぐのめん>、<さんばそう>、(おねこさま)、(人力車)
大あたま、べっかこう、みつづく、はしごのり
はとぐるま、ふり出し(叶福助)、ちんころ
( )は新しく登場したもの、< >は画面での位置が移動したもの。
(中城正堯氏翻刻)
自由記入欄
遊び方=飛び双六
史料分類
絵画