
武蔵坊弁慶降伏之図
嘉永頃 (1848-1854)
- 資料名1
- 武蔵坊弁慶降伏之図
- 史料名1よみ
- むさしぼうべんけいこうふくのず
- 史料名Roma1
- musashiboubenkeikouhukunozu
- 絵師・著者名
- 一勇斎 國芳(歌川 国芳)
- Creator
- 落款等備考
- 板元・製作者
- 制作年和暦
- 嘉永頃
- 制作年西暦
- 1848-1854
- 書誌解題
- 資料名1
- 武蔵坊弁慶降伏之図
- 資料名2
- 史料名1よみ
- むさしぼうべんけいこうふくのず
- 史料名2よみ
- 史料名Roma1
- musashiboubenkeikouhukunozu
- 史料名Roma2
- Title
- Alternative title
- シリーズ名・代表明細
- 武蔵坊弁慶降伏之図
- 絵師・著者名
- 一勇斎 國芳(歌川 国芳)
- 絵師・著作者名よみ
- くによし (いちゆうさい くによし/うたがわ くによし)
- Creator
- 管理No.
- 00000148
- 管理No.枝番号
- 000
- 落款等備考
- 板元・製作者
- 彫摺師
- 制作年和暦
- 嘉永頃
- 制作年西暦
- 1848-1854
- 制作年月
- 書誌解題
- 判型・形態
- 大判3枚続
- 印章の有無
- 印章内容
- 複製フラグ
- 種別1
- 木版浮世絵
- 種別2
- 錦絵
- 種別3
- 内容1
- 物語絵
- 内容2
- 武者絵 英雄豪傑 妖怪
- 内容3
- 武蔵坊 弁慶 妖怪
- テーマ
- 江戸時代に最も人気のあった源義経・弁慶の主従が、出会ったとされる五条大橋の場面である。ここで義経は名刀を狙って襲いかかる乱暴な弁慶を、ひらりひらりと身をかわし、ついには屈伏させる。義経の背後では、驕(おご)る平家を憎む八天狗が、牛若丸に寄り添って助けている。なお、二人の出会いを清水寺とする説もあるが、いずれにしろ伝説である。この場面を「橋弁慶」とも呼ぶ。
- 具体物
- 右から大長刀(おおなぎなた)を振って牛若丸に襲いかかっている兵僧が弁慶であり、恐ろし気な髭面で、背中には鎌や鋸(のこぎり)などを背負っている。左で橋の欄干に高下駄で軽々と跳び上がっているのが御曹子牛若丸であり、日の丸の鉄扇を弁慶に命中させている。牛若丸は色白の美男に描かれており、婦人が顔をかくすために用いた白い衣(きぬ)かずきを頭から背にかけている。腰の名刀には手もかけていない。
背後の闇の中では鞍馬山の僧正坊をはじめ、天狗たちが牛若丸を見守り、大峰善鬼は鎖(くさり)を弁慶の長刀にからめ、飯綱三郎は錫杖で打ちかかっている。
- Comments
- 位置づけ
- 人気のあった五条大橋の場面だけに、多くの浮世絵師がこの場面を描いているが、これは武者絵で知られる国芳の作だけに、最高の出来映えである。特に弁慶・牛若の対比、人物の躍動感や表情が見事で、名作である。
- 讃・画中文字
- 平家の驕奢(きょうしゃ)悪逆を憎み 鞍馬山の僧正坊(そうじょうぼう)を始メ諸山の八天狗御曹子牛若丸の影身に添ひ 源家再興を企るに随従の英雄を伏さしむる図
右から登場人物は、武蔵坊弁慶、大江伯耆坊、比良次郎坊、愛宕栄術太郎、彦山豊前坊、大峰善鬼、飯綱三郎、鞍馬僧正坊、白峯相模坊、御曹子牛若丸である。
- 自由記入欄
- 公文では、五条大橋をはじめ、義経関連の作品を数多く所蔵しており、場面・絵師双方の作表的な作品が揃っている。
- 史料分類
- 絵画