芳幾(歌川 芳幾)
江戸砂子子供遊 日本堤
万延元年 (1860)
資料名1
江戸砂子子供遊 日本堤
史料名1よみ
えどすなここどもあそびにほんづつみ
史料名Roma1
edosunakokodomoasobinihonzutsumi
絵師・著者名
芳幾(歌川 芳幾)
Creator
落款等備考
芳幾画
板元・製作者
制作年和暦
万延元年
制作年西暦
1860
書誌解題
資料名1
江戸砂子子供遊 日本堤
資料名2
史料名1よみ
えどすなここどもあそびにほんづつみ
史料名2よみ
史料名Roma1
edosunakokodomoasobinihonzutsumi
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
江戸砂子子供遊 日本堤
絵師・著者名
芳幾(歌川 芳幾)
絵師・著作者名よみ
よしいく  (うたがわ よしいく)
Creator
管理No.
00000206
管理No.枝番号
落款等備考
芳幾画
板元・製作者
彫摺師
制作年和暦
万延元年
制作年西暦
1860
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
風俗画 風景画 人物画
内容2
名所 遊戯
内容3
子ども(男子 少年) 遊び 悪戯
テーマ
江戸各地で天真爛漫に遊ぶ子どもを描いた揃物の一枚で、これは日本堤とあり、吉原へ向かう駕籠の通り道に瓜や西瓜の皮を撒いたいたずらっ子が、足をすべらせた駕籠かきと飛び出した客を笑っている。こうなると、遊びと云うよりいたずらである。しかし、吉原へ繰り出す遊び人に対してのいたずらは、地域の大人たちも大目に見たようだ。
具体物
ここは満月に雁の群れが浮かぶ夏の夜の日本堤である。子どもたちが撒いておいた真桑瓜や西瓜の皮に足をとられて、吉原へ急ぐ駕籠が見事に転び、駕籠から客が投げ出されている。客は刀を差しており、武士のようだ。前の担ぎ手は転んでいたそうだが、後の相棒は笑っている。後ろでは、二人の子どもがしてやったりと大喜びで、手振りも豊かにはやし立てている。右手には「開帳」の札があり、近くの寺院で秘仏がご開帳中のようだが、客の行先は寺院より吉原だろう。風にゆれる柳の下には提灯の下がった茶店が見えている。
Comments
位置づけ
幕末の錦絵には、時代を反映して子どもの遊びを描きながらも、黒船来航のなかで的確な対応が出来ない武士への風刺を込めた作品が見られる。これも吉原通いに夢中で、足下を見ない武士への批判が感じられる作品である。
讃・画中文字
自由記入欄
日本堤は、隅田川を舟で上って吉原に向う客が、山谷堀で舟を降りて大門へ行く道筋であった。
史料分類
絵画