歌川 豊國(歌川 豊国:三代)
風流十二月ノ内 皐月(五月)
天保頃 (1830-1844)
資料名1
風流十二月ノ内 皐月(五月)
史料名1よみ
ふうりゅうじゅうにかげつのうち さつき  :  5がつ
史料名Roma1
huuryuujuunikagetsunouchisatsukigatsu
絵師・著者名
歌川 豊國(歌川 豊国:三代)
Creator
落款等備考
香蝶楼 國貞画
板元・製作者
森屋冶兵衛
制作年和暦
天保頃
制作年西暦
1830-1844
書誌解題
資料名1
風流十二月ノ内 皐月(五月)
資料名2
史料名1よみ
ふうりゅうじゅうにかげつのうち さつき  :  5がつ
史料名2よみ
史料名Roma1
huuryuujuunikagetsunouchisatsukigatsu
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
風流十二月ノ内
絵師・著者名
歌川 豊國(歌川 豊国:三代)
絵師・著作者名よみ
くにさだ (うたがわ くにさだ/3だい うたがわ とよくに/こうちょうろう くにさだ)
Creator
管理No.
00000219
管理No.枝番号
005
落款等備考
香蝶楼 國貞画
板元・製作者
森屋冶兵衛
彫摺師
制作年和暦
天保頃
制作年西暦
1830-1844
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
極 版元
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
人物画 風俗画
内容2
美人画 母子絵 年中行事 季節(5月)
内容3
美人 子ども(幼児) 育児(遊び) 武者人形 長刀 箱庭 カニ釣り
テーマ
「風流十二月」のシリーズ名で各月の風物に人物を配した揃物はいくつか見られるが、人物を子どものみにした揃物の代表が石川豊雅の作品であり、この国貞の作品は母子絵で描いた代表作である。画面上部に、各月の風物を描いたこま絵が入れてある。5月は端午の節供。男子の成長を願う節供である。
具体物
4月1日から綿入れに代えて袷を着ていた江戸の人々は、この端午の節供でさらに単衣(帷子)へと衣更えをする。ここでは涼し気な成瓢(なりひさご)文様の帷子を着た母が、水盤からアカテガニを取り出して赤い腹掛けの幼児に向けている。子はこわがって助けを求めている。脱皮成長するカニ、それも魔除けの赤色のカニを使っての、子どもの成長祈願と思われる。水盤は、ひえまきの水田に農夫が立つ島に橋がかかり、水中には魚がおよぐこりようだ。こま絵は、端午の飾り兜と青龍刀である。兜は面貌(めんぼう)、喉輪(のどわ)をつけ、全面に削り掛けを垂らし、兜立てにのせてある。魔除け招福の縁起とした「削り掛けの兜」である。
Comments
位置づけ
一年十二カ月の風物、行事に母子を配した名品。
讃・画中文字
自由記入欄
・ひえまき水盤などにヒエをまき、芽の出たのを青田に見立てて涼をめでるもの。農夫や水車小屋を配したものもあった。江戸の夏にはやった。
史料分類
絵画