一陽斎 豊國(歌川 豊国〈三代〉)
見立福人子宝富根 (宝船):見立福人子寶富根(寶船)
弘化頃 (1844-1848)
資料名1
見立福人子宝富根 (宝船):見立福人子寶富根(寶船)
史料名1よみ
みたて ふくじんこだからぶねたからぶね
史料名Roma1
mitatehukujinkodakarabunetakarabune
絵師・著者名
一陽斎 豊國(歌川 豊国〈三代〉)
Creator
落款等備考
一陽斎豊國画
板元・製作者
(藤慶)
制作年和暦
弘化頃
制作年西暦
1844-1848
書誌解題
資料名1
見立福人子宝富根 (宝船):見立福人子寶富根(寶船)
資料名2
史料名1よみ
みたて ふくじんこだからぶねたからぶね
史料名2よみ
史料名Roma1
mitatehukujinkodakarabunetakarabune
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
見立福人子宝富根
絵師・著者名
一陽斎 豊國(歌川 豊国〈三代〉)
絵師・著作者名よみ
3だい とよくに (いちようさい とよくに/3だい うたがわ とよくに)
Creator
管理No.
00000228
管理No.枝番号
落款等備考
一陽斎豊國画
板元・製作者
(藤慶)
彫摺師
制作年和暦
弘化頃
制作年西暦
1844-1848
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
極 版元
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
子ども絵・こま絵
内容2
母子絵 美人画・宝船 :見立て 
内容3
母と子(幼児) 育児(遊び) 水遊び 宝船 ※水ダライに玩具の宝船を浮かべる
テーマ
シリーズ名に「見立福人子宝富根」とあるように、子どもを七福人に見立てた揃物で
「富根」は「船」にかけてある。こま絵は丸の中に、七福人の本来の姿を描いてあるが
さらに宝船、飛鶴、蓑亀を加えた、全部で10枚の揃物である。(飛鶴、蓑亀は未所蔵)
七福人、宝船という江戸で人気の福神に子宝を組み合わせた吉祥画。
具体物
こま絵は宝船で、舳先に龍頭をつけた船に宝の字を書いた帆を上げ、宝物を積んで
いる。本絵の子どもは、赤い麻の葉の葉文様の着物を着て、金だらいの水に宝船を
浮かべて遊んでいる。船には米俵が積まれている。七宝唐草文の小袖を着て、子の
成長を願う母の髪には珊瑚のかんざしが差してある。
Comments
位置づけ
江戸後期には七福人詣と宝船の絵を枕の下に敷いての初夢が、福を招くとして
もてはやされた。これに子宝に恵まれ、その子が裕福に育つようにとの願いが習合
して生まれた吉祥画で、当時の人気絵師豊国三代の作品であることからも福神
や子宝への願いの強さがうかがえる。
讃・画中文字
自由記入欄
・七福人の由来は仏教用語の「七難七福」とされ、室町時代に京の町衆によって
始まったとされる。最初は恵比須、大黒の二神にさまざまな神が組み合わされた。
江戸時代の文化文政頃に、二神と毘沙門天、 弁財天、布袋和尚、寿老人
福禄寿という七人の組み合わせがほぼ固まり、宝船とともに福神信仰が大変
盛んになった。

・公文は、豊国三代の揃物8枚を全て所蔵している。関連作品では
「見立福神子宝富根」の題で、こま絵に鶴亀を配したものがあるようだが未見。

・七福人は、春信、歌麿、北斎なども手掛けており、公文では歌麿の
「風流小宝船」などを所蔵している。
史料分類
絵画