山村 清助
子供遊善悪振分寿語六
明治14年 (1881)
資料名1
子供遊善悪振分寿語六
史料名1よみ
こどもあそびぜんあくふりわけすごろく
史料名Roma1
kodomoasobizenakuhuriwakesugoroku
絵師・著者名
山村 清助
Creator
落款等備考
板元・製作者
大倉 四郎兵衛
制作年和暦
明治14年
制作年西暦
1881
書誌解題
資料名1
子供遊善悪振分寿語六
資料名2
史料名1よみ
こどもあそびぜんあくふりわけすごろく
史料名2よみ
史料名Roma1
kodomoasobizenakuhuriwakesugoroku
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
絵師・著者名
山村 清助
絵師・著作者名よみ
せいすけ  (やまむら せいすけ)
Creator
管理No.
00000256
管理No.枝番号
落款等備考
板元・製作者
大倉 四郎兵衛
彫摺師
制作年和暦
明治14年
制作年西暦
1881
制作年月
書誌解題
判型・形態
大大判 大倍判
印章の有無
御届
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
おもちゃ絵 子ども絵
内容2
ゲーム 遊戯
内容3
双六 善玉 悪玉 悪戯 遊び
テーマ
子どもの遊びを善悪に2分した双六で、よい遊びに導く教訓的なねらいを持っている。しかし、ここでの善悪の区分は今日では理解できないものが多い。逆にいえば、明治14年の子どもの遊びに対する価値判断がうかがえる面白い資料である。
具体物
「ふり出し」は正月の羽根つき、たこ揚げである。「上り」は学校での手習いと読書であるが、手習いは天神机で寺子屋と同じく生徒が向き合って座り、読書は机と椅子で前向きである。窓にはガラスが使われている。さて、悪とされる遊びは、江戸時代からの行事、(みこしごっこ、たるみこし)、勝負ごと(こま、ちんちんもがもが)、いたずら(水なぶり)などであるが、このほかの伝統的な遊び(さあとってみしゃいな=子をとろ子とろ、目かくし鬼、たがまわし、かくれんぼ)ともども、なぜ悪かは明確には読みとれない。近年では、こまも水鉄砲も教材になったし、子どもみこしも復活しつつある。しいて問題ありとすれば、身体的傷害とつながる目かくし鬼とちんちんもがもがであろうか。善とされたものも、いもむしごろごろ、むこうのおばさん、かごめかごめ、れんげの花、ちゃんちゃんぎり、塩や紙やなど、多くが今は遊ばれなくなり、どんな遊びだったか知る人も少ない。どうやら悪の方が生き残っているようだ。
Comments
位置づけ
明治14年に、どんな子ども遊びが行われていたか、その善悪を教師など大人がどう判断していたかを知る貴重な資料。
讃・画中文字
おどり(善) 上り                           さあ とってみしやいな(悪)
たがまはし(悪)    ぶうやごっこ(善) ちんちんもがもが(悪) 目かくし(悪)
かくれんぶ(ぼ)(悪) お手だま(善)   三弦けいこ(善)     まりつき(善)
水なぶり(悪)     しふやかめや(善) たるみこし(悪)     ちゃんちゃんぎり(善) 
             塩   紙
けんげの花(善)   こまあて(悪)    かごめかごめ(善)    むこうのおばさん(善)
いもむし(善)     ふりだし                      みこしごっこ(悪)

枡目の中にも、書き込みがあるが判読不可能。
自由記入欄
遊び方 「飛び双六」
史料分類
絵画