楊洲 周延
東風俗 福つくし ふくどく
明治23年 (1889)
資料名1
東風俗 福つくし ふくどく
史料名1よみ
あずまふうぞく ふくつくし ふくどく
史料名Roma1
azumahuuzokuhukutsukushihukudoku
絵師・著者名
楊洲 周延
Creator
落款等備考
揚州周延筆
板元・製作者
武川 卯之吉
制作年和暦
明治23年
制作年西暦
1889
書誌解題
資料名1
東風俗 福つくし ふくどく
資料名2
史料名1よみ
あずまふうぞく ふくつくし ふくどく
史料名2よみ
史料名Roma1
azumahuuzokuhukutsukushihukudoku
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
東風俗 福つくし
絵師・著者名
楊洲 周延
絵師・著作者名よみ
ちかのぶ   (ようしゅう ちかのぶ)
Creator
管理No.
00000272
管理No.枝番号
落款等備考
揚州周延筆
板元・製作者
武川 卯之吉
彫摺師
制作年和暦
明治23年
制作年西暦
1889
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
人物画 子ども絵
内容2
母子絵 美人画
内容3
母と子(女子 少女) 手習い 育児(教育)
テーマ
「東風俗福つくし」とシリーズ名にあり、東京の明治中期の新風俗から、家族の福々しい場面を設定、「ふく」の付く言葉をあてている。福のつく言葉には造語やこじつけ、さらに同音の「吹く」や「服」も見られるが、当時の幸福(心の幸せ)で裕福(金持ち)な家庭の姿がうかがえる。
具体物
「ふくどく」は複読で、くりかえし本を読むことである。ここでは、少女が和綴じの本を開げて、棒で文章をたどりながら音読をしている。机に向かって座っている母(あるいは姉)も、本を読む手を休めて開いており、後ろでは妹が本を手に、順番を待っている。机に花唐草のモダンなテーブル掛けをかけ、伝統的な筆立て、水注、硯箱が置いてある。背後の戸棚の上にはモダンな置時計があり、その前には松の盆栽、その後方には和本を入れる本箱が二つ、棚の上には洋装本が見られる。明治らしい、和洋の調度が並んでいる。
Comments
位置づけ
明治中期の母子を中心とする家庭風俗と、そのなかでの幸福感が読みとれる作品である。母と子の衣装や室内調度にも、江戸の継続だけでなく近代化の新しい要素がうかがえる。
讃・画中文字
自由記入欄
史料分類
絵画