芳幾(歌川 芳幾)
江戸砂子子供遊 早稲田蛍がり
万延元年 (1860)
資料名1
江戸砂子子供遊 早稲田蛍がり
史料名1よみ
えどすなここどもあそび わせだほたるがり
史料名Roma1
edosunakokodomoasobiwasedahotarugari
絵師・著者名
芳幾(歌川 芳幾)
Creator
落款等備考
芳幾画
板元・製作者
制作年和暦
万延元年
制作年西暦
1860
書誌解題
資料名1
江戸砂子子供遊 早稲田蛍がり
資料名2
史料名1よみ
えどすなここどもあそび わせだほたるがり
史料名2よみ
史料名Roma1
edosunakokodomoasobiwasedahotarugari
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
江戸砂子子供遊
絵師・著者名
芳幾(歌川 芳幾)
絵師・著作者名よみ
よしいく  (うたがわ よしいく)
Creator
管理No.
00000429
管理No.枝番号
落款等備考
芳幾画
板元・製作者
彫摺師
制作年和暦
万延元年
制作年西暦
1860
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
年月改 版元印
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
子ども絵
内容2
遊技画
内容3
遊び(蛍狩) 少年
テーマ
江戸各地で天真爛漫に遊ぶ子どもを描いた揃物の一枚であり、初夏の楽しみであった蛍狩りだ。蛍は清流にしか育たないが、江戸時代には王子・谷中・隅田川沿岸などが、名所とされた。子どもたちが夢中で蛍を追いかける姿が、躍動感あふれるタッチで描かれている。豊かな自然での、のびのびとした子ども遊びだ。この絵は早稲田であり、幕末当時の田園風景が広がる江戸郊外の情景描写としても興味深い。
具体物
日の落ちた小川のほとりで、三人の男の子が蛍を追っている。左の子は裾の乱れも気にせず団扇をふりかざし、中の子は諸肌脱ぎで竹竿を使っている。竹は先端だけ葉を残して、蛍を捕りやすくしてある。右の子は草むらの蛍を、団扇で押さえようとしている。手前には虫籠が置いてあり、すでに捕った蛍の光が見える。左手には巨木が茂り、蛍の舞う彼方には明るい村落と黒い森が見えている。夕闇迫る田園風景を、陰影をつけて巧に表現してある。
Comments
位置づけ
子どもたちが恵まれた自然の中でのびのびと遊び楽しむ姿を、見事に捉えた作品であり、蛍狩りの様子がよく伺える。場所が早稲田と明示されているのも貴重で、幕末の早稲田の自然環境を如実に示している。夜の田園風景を描写した作品としても優れている。
讃・画中文字
自由記入欄
史料分類
絵画