國郷(歌川 国郷)
新板 昔々さるかに咄し
嘉永安政頃 (1848-1860)
資料名1
新板 昔々さるかに咄し
史料名1よみ
しんぱんむかしむかしさるかにばなし
史料名Roma1
shinpanmukashimukashisarukanibanashi
絵師・著者名
國郷(歌川 国郷)
Creator
落款等備考
國郷画
板元・製作者
和泉屋市兵衛(泉市)
制作年和暦
嘉永安政頃
制作年西暦
1848-1860
書誌解題
資料名1
新板 昔々さるかに咄し
資料名2
史料名1よみ
しんぱんむかしむかしさるかにばなし
史料名2よみ
史料名Roma1
shinpanmukashimukashisarukanibanashi
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
新板 昔々さるかに咄し
絵師・著者名
國郷(歌川 国郷)
絵師・著作者名よみ
くにさと  (くうたがわ くにさと)
Creator
管理No.
00000432
管理No.枝番号
落款等備考
國郷画
板元・製作者
和泉屋市兵衛(泉市)
彫摺師
制作年和暦
嘉永安政頃
制作年西暦
1848-1860
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
おもちゃ絵
内容2
おとぎ話 昔話 物語こま絵 擬人画
内容3
猿蟹(さるかに)合戦 
テーマ
国郷のおもちゃ絵「物語こま絵」のシリーズで、これは「さるかに合戦」。
おもちゃ絵の中の「物語こま絵」で画面を格子状に分割して、ストーリーを展開している。物語は、昔話の桃太郎である。このまま眺めて楽しむだけでなく、1段ずつ切って横長につないで豆絵巻にしたり、見開ごとに切ってはり合わせて豆本に仕立てたりする。文字は全く記されてないが、子どもたちはおなじみの昔話をたがいに語りながら豆絵巻や豆絵本を開いて楽しんだ。
具体物
これも画面は、1段8こま、8段で合計64こまだが、2面ないし3面連続した場面があり、最後は1段全てが仇討ちになっている。ストーリーは、猿とカニの柿の種とおにぎりの交換に始まり、柿を投げつけられたカニのため、たまご、うす、蜂たちが猿をつかまえ、最後はカニが竹矢来(タケヤライ)の中で仇討ちをして終わる。今日の猿かに合戦と違うのは、火ばちやいろりで爆発するのが焼き栗でなくたまごになっている点である。これは、各こまの地色を赤、桃色、黄色に塗り分けてある。
Comments
位置づけ
江戸の子どもたちは昔話をおじいさん、おばあさんから聞かされて育ち、やがて安値なおもちゃや絵で好きな話を買い自分で豆絵巻や豆本に作り、これを仲間に語ってやり、また仲間からも聞かされた。「物語こま絵」は、昔話を子どもたちに自ら語り、仲間と話し聞く楽しみを得る教育的な玩具であった。
讃・画中文字
自由記入欄
史料分類
絵画