(坂 文四郎)
善悪双六 極楽道中図絵[複製]
資料名1
善悪双六 極楽道中図絵[複製]
史料名1よみ
ぜんあくすごろく ごくらく どうちゆう づゑ
史料名Roma1
絵師・著者名
(坂 文四郎)
Creator
落款等備考
板元・製作者
得善院・坂 たね
制作年和暦
制作年西暦
書誌解題
資料名1
善悪双六 極楽道中図絵[複製]
資料名2
史料名1よみ
ぜんあくすごろく ごくらく どうちゆう づゑ
史料名2よみ
史料名Roma1
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
善悪双六極楽道中図絵(複製)
絵師・著者名
(坂 文四郎)
絵師・著作者名よみ
ぶんしろう  (さか ぶんしろう)
Creator
管理No.
00000446
管理No.枝番号
000
落款等備考
板元・製作者
得善院・坂 たね
彫摺師
制作年和暦
制作年西暦
制作年月
書誌解題
判型・形態
表紙付き
印章の有無
印章内容
複製フラグ
1
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
ゲーム
内容1
おもちゃ絵
内容2
ゲーム 宗教
内容3
双六 仏教
テーマ
初期の仏教系双六は仏法双六とか浄土双六と呼ばれ、絵はなく仏教用語が
枡目いっぱいに書き込んであり、「上り」の法身に向かうが遊びではなく
寺院での教育用や、檀家への配布に使われたともされる。
幕末の弘化5年に刊行された本品は墨摺だが絵入りで、極楽に至るまでの
心得(仏教の教え)を日常生活に即してわかりやすく説いてあり、仏教に
もとづく教訓双六になっている。
具体物
「振り出し」は「心」の枡目であり、表(白)裏(黒)二面づつの算木を振り
白三黒一なら信で「浄土門」、白一黒三なら疑で「愚癡」、白二黒二なら
善で「聖道門」、黒四なら悪で「殺生」に進む。白四の表示はない。
「心」のまわりには「南膳部州」とあるが、これは仏教では須弥山南方の
島で現世とされる。ここから算木の示す信・疑・善・悪の道をたどり、「上り」の
「極楽世界」をめざす。極楽では、楼閣がそびえ、池には蓮の花が咲き
空には鳳凰が飛んでいる。各枡目は、日常的な善悪わかりやすい教訓画が
描かれている。
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基本的には管理No.535-000と同一であるが、色摺りにしてることと、算木の
数が異なっている。本品は算木を三本にして、三本全て白なら信、一白二黒なら
疑、二白一黒なら善、全て悪なら悪としてある。四本は不要で、合理的になっている。
Comments
位置づけ
解説文の末尾には「亡夫の遺志を継ぎて今此の極楽道中絵を広く<□>
行ふ毎に信仰の道に入る者あれば・・・文四郎妻 坂たね」とあり
亡夫追善、仏法流布のための複製であることが分かり、貴重。
讃・画中文字
(左上から右下へ)
【極楽世界】(膳・信) 
(上から一段目)摂取不捨 懈慢界 疑城胎宮 来迎/
(上から二段目)賛莫供養 報謝相読 諸仏 年 正定聚 不定聚 邪定聚/
(上から三段目)忍辱 精進禅定 禅定知恵 忠孝 仁義 王法/
(上から四段目)持戒 布施 聖道門 浄土門 宿善 改悔懺悔/
(上から五段目)人道 天道/
【南膽(心)部洲】(悪・疑)
(上から五段目)兪盗 殺生/
(上から六段目)盲語 耶婬(媛) 飲酒 愚痴 瞋恚 貪欲/
(上から七段目)地獄 餓鬼 畜生 修羅 三州 法滅之時/
南膽は正しくは「南瞻」(なんせん)
自由記入欄
遊び方「三本の算木を使う飛び双六」
史料分類
絵画