作者未詳
子育艸
明治9年 (1876)
資料名1
子育艸
史料名1よみ
こそだてぐさ
史料名Roma1
kosodategusa
絵師・著者名
作者未詳
Creator
落款等備考
板元・製作者
桑田 衡平・丸屋 善七・島村 利助
制作年和暦
明治9年
制作年西暦
1876
書誌解題
資料名1
子育艸
資料名2
史料名1よみ
こそだてぐさ
史料名2よみ
史料名Roma1
kosodategusa
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
子育艸
絵師・著者名
作者未詳
絵師・著作者名よみ
Creator
管理No.
00000459
管理No.枝番号
落款等備考
板元・製作者
桑田 衡平・丸屋 善七・島村 利助
彫摺師
制作年和暦
明治9年
制作年西暦
1876
制作年月
書誌解題
判型・形態
一枚摺
印章の有無
印章内容
複製フラグ
種別1
近代版画
種別2
木版画
種別3
摺物
内容1
その他
内容2
育児
内容3
母と子 育児心得(衣服 食物 運動 入浴 種痘 薬 灸) 乳母車 風車
テーマ
「子育艸」とあり、子育の要点を六か条に分け簡略にまとめてある。特色は発行が丸善善七(当時の日本橋丸善の店名)であり、ヨーロッパの育児知識も導入した記述になっている点である。
具体物
横長の紙面を飾り付きのケイで囲み、四角に桃・ブドウ・梨・ざくろを配してある。中央では女中らしき女性が、最新の輸入乳母車を押しており、乗った幼い子が手を振っている。その前方では風車を持つ着物姿の幼児が応えており、その腰には巾着がつけてある。地にはタンポポやスミレが咲き、空にはチョウチョが飛んでいる。
Comments
位置づけ
明治初期にヨーロッパ式の育児法を導入・普及させるためのチラシであり、定価三銭五厘で販売したこと、発行元が日本橋丸善であったことも含め、貴重な史料である。四輪の乳母車が描かれた最も古い絵図の一つであると思われる。
讃・画中文字
第一 衣服の事
第二 食物の事
第三 運動の事
第四 月代并に入湯乃事
第五 種痘の事
第六 持薬并に灸治乃事
自由記入欄
発行書林として記されている「丸屋善七」は人名でなく、当時の日本橋丸善商社の店名であったことは、丸善本社にご教授いただいた。
丸善の創業者は岐阜県岩村の出身、医学を学んだ後に慶應義塾で福沢諭吉に英学と経済を学び、明治2年横浜で「丸屋商社」を創業、翌年日本橋にも進出、諭吉の著作販売や医薬品・医療器具の輸入を行った。さらに西洋文化、文物の輸入へと広げていった。
明治の乳母車を描いた公文蔵の浮世絵には、周延「あずま風俗 三」がある。
史料分類
絵画