哥麿(喜多川 歌麿:二代)
十寸鏡笑顔の写絵
文化4年 (1807)
資料名1
十寸鏡笑顔の写絵
史料名1よみ
ますかがみえがおのうつしえ
史料名Roma1
masukagamiegaonoutsushie
絵師・著者名
哥麿(喜多川 歌麿:二代)
Creator
落款等備考
哥麿筆
板元・製作者
山城屋藤右衛門
制作年和暦
文化4年
制作年西暦
1807
書誌解題
資料名1
十寸鏡笑顔の写絵
資料名2
史料名1よみ
ますかがみえがおのうつしえ
史料名2よみ
史料名Roma1
masukagamiegaonoutsushie
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
十寸鏡笑顔の写絵
絵師・著者名
哥麿(喜多川 歌麿:二代)
絵師・著作者名よみ
2だい うたまろ (2だい きたがわ うたまろ)
Creator
管理No.
00000496
管理No.枝番号
落款等備考
哥麿筆
板元・製作者
山城屋藤右衛門
彫摺師
制作年和暦
文化4年
制作年西暦
1807
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
極 年月
印章内容
卯九
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
子ども絵 人物画
内容2
母子絵 美人
内容3
母 子ども(幼児) 子育て 育児 季節(夏) 蟹 団扇
テーマ
十寸鏡とは真澄鏡とも書き、くもりなくよく澄んだ鏡で、美人の笑顔をくもりなく
描くことをめざしたシリーズ名である。この母と子以外には、美女と醜女を描いた
作品が知られる。ここでは、わが子の無事な成長を願う母がテーマである。
具体物
鏡同様に画面の周囲を木枠で囲んである。初節供を迎えた男の子は
こわがりながらも赤い蟹をつかんでいる。緑の腹掛けは、釘抜きつなぎ文。
かんざしに手をやりながら見守る母は、口に針のようなものを含んでおり
左手で団扇を持っている。國貞の『風流十二月ノ内皐月』にも、端午の
節供に蟹に触れる幼児が描かれており、脱皮成長をする蟹が子どもの
成長祈願のシンボルになっていたことがうかがえる。
Comments
位置づけ
赤に蟹に触れさせて子どもの成長祈願を行う風習のあったことを示す貴重な作品。
画面を鏡にたとえてあるのも面白い。
讃・画中文字
自由記入欄
史料分類
絵画