
幼童遊戯早学問 手紙用文はんじ物:幼童遊〓早學問 手紙用文はんじ物
文久2年 (1862)
- 資料名1
- 幼童遊戯早学問 手紙用文はんじ物:幼童遊〓早學問 手紙用文はんじ物
- 史料名1よみ
- おさなあそび はやがくもん てがみようぶんはんじもの
- 史料名Roma1
- osanaasobihayagakumontegamiyoubunhanjimono
- 絵師・著者名
- 芳員(歌川 芳員)/画・空々菴門人 無筆斎明盲/述
- Creator
- 落款等備考
- 芳員戯画
- 板元・製作者
- *
- 制作年和暦
- 文久2年
- 制作年西暦
- 1862
- 書誌解題
- 資料名1
- 幼童遊戯早学問 手紙用文はんじ物:幼童遊〓早學問 手紙用文はんじ物
- 資料名2
- 史料名1よみ
- おさなあそび はやがくもん てがみようぶんはんじもの
- 史料名2よみ
- 史料名Roma1
- osanaasobihayagakumontegamiyoubunhanjimono
- 史料名Roma2
- Title
- Alternative title
- シリーズ名・代表明細
- 幼童遊戯早学問
- 絵師・著者名
- 芳員(歌川 芳員)/画・空々菴門人 無筆斎明盲/述
- 絵師・著作者名よみ
- よしかず (うたがわ よしかず)
- Creator
- 管理No.
- 00000497
- 管理No.枝番号
- 落款等備考
- 芳員戯画
- 板元・製作者
- *
- 彫摺師
- 制作年和暦
- 文久2年
- 制作年西暦
- 1862
- 制作年月
- 書誌解題
- 判型・形態
- 大判
- 印章の有無
- 年月改 版元
- 印章内容
- 複製フラグ
- 種別1
- 木版浮世絵
- 種別2
- 錦絵
- 種別3
- 内容1
- おもちゃ絵 人物画
- 内容2
- 判じ絵
- 内容3
- 親子(父 母 子ども) 手習い(手紙) 頓知 言葉遊び
- テーマ
- 具体物
- Comments
- 位置づけ
- 讃・画中文字
- 幼童遊戯早学問(おさなあそびはやがくもん)
手紙用文はんじ物
空々庵寂々先生は、世にしられざる無学者なりしが、ある時、四辺(あたり)の児童(こども)をあつめて諭していふやう、「それ文書の尊き事、見もしらぬ遠き国へも足を労せずして用を弁じ、逢見しことなき人にも知己(ちかづき)のごとくなるは、文の徳なり。されど幼稚(おさなき)時は、文字を覚へがたし。ゆゑに今、画(え)をもて手紙の要文をおしゆ。これをよくはんじなば、文字なくして用を弁じ、自然(おのずから)智恵をまし、または心をなぐさましむるなり。能(よく)おぼへよや」とおしへしめされたり。
是(こ)は、世にしられたる『消息往来』に似たる用文なれば、その心にてはんじ給ふべし。はなはだおもしろきものなり。
空々庵門人無筆斎明盲述
然者、且又(しかれば、かつまた)
将又、随而(はたまた、したがって)
*この判じ絵は、江戸後期に極めて流布した『消息往来』に題材を求めたものである。この系統の初刊本である安永七年刊『累語文章往来(内題「消息往来」)では「殊更、殊、扨又、将亦、然者、且又…」となっているが、板種が夥しい江戸後期刊『大全消息往来』所収の「消息往来」では「殊更、別而、将又、且又、然者、随而…」とあり、本史料の文言により近い。ただし、直接の典拠は享和四年刊『〈諸用〉附会案文(こじつけあんもん)』(十返舎一九作)頭書所載の「無筆の文言」であって、本史料と全く同じ判じ絵を載せている。すなわち、この判じ絵は一九の『附会案文』に取材して(というよりアイデアを盗用して)描いたもので、その文言は『大全消息往来』などによって江戸後期に広まった改編版消息往来によったものである。
(小泉吉永氏翻刻)
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- 絵画