
新板主従心得寿語録:新板主従壽語禄
嘉永 (1852)
- 資料名1
- 新板主従心得寿語録:新板主従壽語禄
- 史料名1よみ
- しんぱんしゅじゅうこころえすごろく
- 史料名Roma1
- shinpanshujuukokoroesugoroku
- 絵師・著者名
- 鵬斎 芳藤(歌川 芳藤)
- Creator
- 落款等備考
- 鵬斎 芳藤画
- 板元・製作者
- 辻岡屋文助
- 制作年和暦
- 嘉永
- 制作年西暦
- 1852
- 書誌解題
- 資料名1
- 新板主従心得寿語録:新板主従壽語禄
- 資料名2
- 史料名1よみ
- しんぱんしゅじゅうこころえすごろく
- 史料名2よみ
- 史料名Roma1
- shinpanshujuukokoroesugoroku
- 史料名Roma2
- Title
- Alternative title
- シリーズ名・代表明細
- 新板 主従心得寿語録
- 絵師・著者名
- 鵬斎 芳藤(歌川 芳藤)
- 絵師・著作者名よみ
- よしふじ (ほうさい よしふじ/うたがわ よしふじ)
- Creator
- 管理No.
- 00000532
- 管理No.枝番号
- 落款等備考
- 鵬斎 芳藤画
- 板元・製作者
- 辻岡屋文助
- 彫摺師
- 制作年和暦
- 嘉永
- 制作年西暦
- 1852
- 制作年月
- 書誌解題
- 判型・形態
- 丈長奉書
- 印章の有無
- @@
- 印章内容
- 複製フラグ
- 種別1
- 木版浮世絵
- 種別2
- 錦絵
- 種別3
- 内容1
- おもちゃ絵
- 内容2
- ゲーム
- 内容3
- 双六 道徳(主従)
- テーマ
- 商家に奉公した丁稚;小僧が酒や女におぼれず、きちんと主人に仕え、仕事にはげむと出世、幸せになるという教訓双六である。出世双六の要素も持つ。しかし、教訓性だけでなく、当時のさまざまな商売や、奉公制度、さらに誘惑なども読み取ることができる。題名には「主従心得」とあるが、主従関係ではなく、むしろ奉公人心得である。
- 具体物
- 「ふり出し」は、上方の本店で採用され、江戸に連れてこられた元服前の丁稚・小僧である。「上り」は幸福と財産に恵まれた長者の座敷で、きらびやかな衣裳の役者がめでたい寸劇を演じている。その右は「出見店」で支店をまかされ、左は「隠居番頭」でいわば定年後も独立や引退をせずに番頭を続ける、幸せ者である。途中の枡目から、まず奉公人の制度に関するものでは「初宿下」が初めての休暇で親元に帰ること、「中登」が期休暇で上方へもどることである。かわった商売では、「紙屑買」「古傘買」はリサイクル業、「引物紙屋」は引き出物を扱い、「竹馬」は竹かごに商品を入れて天秤がかつぐ行商人。奉公人の行状では「今までの尻が割れ」は「今までの悪事が露見する」であり、その悪事も女性が「狐より沢山ばかし」とあるように、女性問題が中心だ。江戸時代、奉公人は京都、近江、伊勢など上方の本店で採用され、江戸の店での独身生活が長かったので、当然のことであろう。出世直前の上から二段目には「色」と大きく書き「人は皆色に迷うて身のはたん」とある。
- Comments
- 位置づけ
- 江戸には各地から若い奉公人が集まってきた。これら奉公人のための教訓双六であり、店主が年末に買い与えたであろうか。
- 讃・画中文字
- 隠居番頭 上り 福徳長者初春の茶番 出見世
古着屋 此世の鬼 つとめあげたごほうび 人は皆色に迷ふて身をはたむ 番頭 札指
酒と云悪鬼 こわくない鬼 美人も伎 中登 酒問屋 番頭別宅
竹馬 呉服店 わびこと 中宿 道つれ 紙問屋
小間物屋 ばかされる人 筆ねより沢山ばかし しくじり 出ばん □□入(□づかい)
い□ふなつつめがさめ 古□買 いままでのしりがわれ 売薬 だんごや 引物紙屋
かけおち 初宿下 紙屑買 ふり出し
- 自由記入欄
- 遊び方「飛び双六」
絵師は、幕末明治におもちゃ絵の傑作を残し「おもちゃ芳藤」と呼ばれた歌川芳藤である。
- 史料分類
- 絵画