作者未詳
源氏双六
江戸期
資料名1
源氏双六
史料名1よみ
げんじすごろく
史料名Roma1
genjisugoroku
絵師・著者名
作者未詳
Creator
落款等備考
板元・製作者
未詳
制作年和暦
江戸期
制作年西暦
書誌解題
資料名1
源氏双六
資料名2
史料名1よみ
げんじすごろく
史料名2よみ
史料名Roma1
genjisugoroku
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
源氏双六
絵師・著者名
作者未詳
絵師・著作者名よみ
Creator
管理No.
00000534
管理No.枝番号
落款等備考
板元・製作者
未詳
彫摺師
制作年和暦
江戸期
制作年西暦
制作年月
書誌解題
判型・形態
丈長奉書
印章の有無
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
[錦絵]
種別3
内容1
おもちゃ絵
内容2
ゲーム
内容3
双六 源氏物語
テーマ
「源氏物語」をテーマにした絵双六で、全五十四帖の巻名を中心に
物語に登場する人物、事項も含めて伴作してある。絵双六といっても
文字中心であることや、画面全体の構成、専用の采の使用などから
初期双六であり「源氏物語」の双六としては最も古いタイプと思われ
貴重である。
具体物
画面下段2段目・3段目の中央部に「源氏物語」の作者名「紫式部」とありここが振り出しである。最上段の御簾の下、中央に「光源氏」が描かれ「上り」となっている。左右には、右から六条御息所、女三の宮、紫の上朧月夜内侍が描かれている。この最上段以外は全て文字である。采も数字でなく、六面に「ひ・か・る・け・む・し」(光源氏)と書かれたものを使用する。「振り出し」には、この六文字が記されており、「ひ」なら桐壷「し」なら橋姫に進む、飛び双六である。各枡目の中央に名称が書いてあるが、巻名を用いた上部54枡には・印をつけてあり、それ以外には▲をつけてある。各枡には、次の飛び先が2~4カ所記してある。最上段の光源氏とはさんで右の女三の宮で「サ」が出れば光源氏で上り「ろ」なら柏木まで大きくもどる。左の紫の上では「む」で上り、「し」だと上段右端の六条御息所である。采の目が数字でなく、文字で示される例は初期双六に見られ「浄土双六」では「南・無・阿・弥・陀・仏」が使われている。
・源氏と題名のつく絵双六は数多くあるが、幕末には「源氏物語」でなく「偐紫田舎源氏」を題載にしたものが多い。
・遊び方は「飛び双六」、采には六文字の専用品を用いている。
Comments
位置づけ
浮世絵多色摺の絵双六としては、最も初期に属し、18世紀後半のものと思われる。
これまで絵双六作品集、展覧会でも公開されたことがない未紹介作品。
「源氏物語」の初期双六として貴重。公文所蔵絵双六としても、最初期の一つ。
源氏物語の庶民への普及ぶりをうかがうこともできる。
讃・画中文字
このプリントでは翻刻不可
最上段は、右から六条御息所、女三の宮、光源氏、紫の上、朧月夜内侍。
二段目は、右から桐壷、はは木々、うつ蝉、夕顔と順次巻名が54枡まで続く。

(中城正堯氏翻刻)
自由記入欄
史料分類
絵画