一英斎 芳艶(歌川 芳艶)/賀・鶴亭 秀賀/文
怪童丸元服之図:怪童丸元服之圖
文久元年 (1861)
資料名1
怪童丸元服之図:怪童丸元服之圖
史料名1よみ
かいどうまるげんぷくのず
史料名Roma1
kaidoumarugenpukunozu
絵師・著者名
一英斎 芳艶(歌川 芳艶)/賀・鶴亭 秀賀/文
Creator
落款等備考
一英斎芳艶画
板元・製作者
制作年和暦
文久元年
制作年西暦
1861
書誌解題
資料名1
怪童丸元服之図:怪童丸元服之圖
資料名2
史料名1よみ
かいどうまるげんぷくのず
史料名2よみ
史料名Roma1
kaidoumarugenpukunozu
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
怪童丸元服之図
絵師・著者名
一英斎 芳艶(歌川 芳艶)/賀・鶴亭 秀賀/文
絵師・著作者名よみ
よしつや   (いちえいさい よしつや/うたがわ よしつや)・かくてい しゅうが
Creator
管理No.
00000564
管理No.枝番号
000
落款等備考
一英斎芳艶画
板元・製作者
彫摺師
制作年和暦
文久元年
制作年西暦
1861
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判3枚続
印章の有無
年月改 版元 彫
印章内容
酉*改 彫安刻刀
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
子ども物語絵
内容2
金太郎
内容3
源頼光 渡辺綱 怪童丸 坂田金時(金太郎) 元服 平井保昌 碓井貞光
テーマ
源頼光が上総での任を終えて京に戻る途上、足柄山で雲気を感じ英傑のいるを知って渡辺綱を派遣、金太郎を見い出す。本図は、金太郎(怪童丸)が、頼光に召されて元服式を上げ、主従の盟約を結び、四天王の一人となる場面である。「前太平記」に書かれた、坂田金時が頼光の臣となる由来を描いたもの。
具体物
右手の上段の間に源頼光が朝服姿で座し、左手では碓井貞光の指導を受け、坂田金時(公時)が太刀を拝領している。画面中央には平井保昌が、右手前にはト部季武と渡辺綱がいる。綱は瓶子(へいし)を持ち、三方には盃が載せてある。これから主従の契を交わすところだ。そばには州浜台に瑞草である霊芝を飾り、奥には松も飾ってある。
手前の三方には、元服でかぶる鳥帽子が用意されている。この元服式で幼名・金太郎を廃し鳥帽子名・坂田金時となる。背後には、富士がそびえ、松に鶴が舞っている。
Comments
位置づけ
「前太平記」の記述に従って、金太郎(怪童丸)が源頼光のもとで元服し、四天王の一人となる場面を見事に描いている。同じ場面を美人見立絵にした歌川豊国「金太郎元服の儀」も公文で所蔵しており、両作品を対で楽しめる。
讃・画中文字
怪童丸元服之図
主馬佑坂田公時は、其出所をしらず。或説に、往昔、東海道足柄の山中に一奇童あるに、其心強にして怪力あり。故に、怪童丸といふ。嘗て母、赤竜と契ると夢視て孕む所といふ。然るに源頼光朝臣、時に上総の太守たりしが、任果て帰洛有んとする節(とき)、予(かね)て此奇童有ことを知(しろ)し召(めす)に 依て、渡辺綱を以て是を召し、直様(ただち)に首服を加えて、従僕と做し玉ふに、強勇其右に出るものなく、屡の軍功挙て数え難し。是なん頼光四天王の随一なるが、後年に至り、頼光朝臣逝去の後は、飄然として館を出るに、更に其去所を知らずと言り。
鶴亭秀賀暗記
(小泉吉永氏翻刻)
自由記入欄
本図に登場する武将のうち、渡辺綱・碓井貞光・ト部季武に坂田金時(公時)を加えた四人が頼光の四天王である。
史料分類
絵画