國安(歌川 国安)
むかしむかしあか本じたて頼光山入双六
文政・天保頃 (1818-44)
資料名1
むかしむかしあか本じたて頼光山入双六
史料名1よみ
ムカシムカシ アカホンジタテ ヨリミツヤマイリスゴロク
史料名Roma1
絵師・著者名
國安(歌川 国安)
Creator
落款等備考
國安画
板元・製作者
加賀屋吉右ヱ門
制作年和暦
文政・天保頃
制作年西暦
1818-44
書誌解題
資料名1
むかしむかしあか本じたて頼光山入双六
資料名2
史料名1よみ
ムカシムカシ アカホンジタテ ヨリミツヤマイリスゴロク
史料名2よみ
史料名Roma1
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
むかしむかしあか本じたて頼光山入双六
絵師・著者名
國安(歌川 国安)
絵師・著作者名よみ
くにやす  (うたがわ くにやす)
Creator
管理No.
00000612
管理No.枝番号
落款等備考
國安画
板元・製作者
加賀屋吉右ヱ門
彫摺師
制作年和暦
文政・天保頃
制作年西暦
1818-44
制作年月
書誌解題
判型・形態
間倍判
印章の有無
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
おもちゃ絵
内容2
ゲーム 伝説 物語 英雄豪傑
内容3
双六 頼光 金太郎 山姥
テーマ
赤本などで親しまれた源頼光と四天王の、いくつかの物語をアレンジして
1枚の双六にまとめてあり、頼光と四天王による鬼退治を中心とする活躍が
テーマである。
絵双六としての特色は、「上り」が折り変わり仕立てになっていることである。
具体物
「ふり出し」の左に添えた絵は源氏の笹りんどうの幕の下に座る四天王である。そして、山姥と金太郎(四天王の一人坂田金時)、渡辺綱が登場する。二段目は、鬼の仕わざとされる都のさまざまな事件で、姫がさらわれ、羅生門でも黒雲に乗って鬼が出現、綱が金札を手にかけつけ、その手を切るが
おばに化けた鬼がうばい返しに来る。三段目はくも退治と、天子の勅諚を受けて、酒呑童子を討ち取りに出発、布洗いの女性に様子を聞く場面だ。四段目には、遠目鏡で見張る鬼と、神霊に毒酒をもらう頼光たち、そして鬼の館での酒盛である。酒盛りで、一か六が出れば「上り」で、この枡目をめくる。すると頼光だちに首を切られた鬼が、口から火を吹きながら夜空に浮かぶ場面が現れる。
一、六以外の目が出ると、指定の枡目まで逆もどりする。
Comments
位置づけ
赤本の物語に題材をとった絵双六はいくつか知られるが題に赤本と入れ、また「むかしむかし」の語り口を織り込んだ例は少なく貴重。鬼退治をテーマにした絵双六も少なく、さらに折り変わりの手法を使っている点でも貴重。
讃・画中文字
           表面:酒もり
しんれい     裏面:上り 鬼神退治     とを目がね

鬼館  くもたいじ  ちしふ  あしきり  ちょくじょう「  ぬのあらひ
            (血渋か?)
からうと つながおば きたのやね 金札 らしようもん  ひめさらひ

つな   金太郎    山うば     (四天王)      ふり出し

(下線印、要確認) 
(中城正堯氏翻刻)
自由記入欄
・遊び方「飛び双六」
・赤本および公文所蔵「頼光山入往来」と、内容要検討。
・国安は豊国門下で役者絵や美人画で知られるが、天保3年39才で死亡。公文蔵「甲申新版 頼光山入往来」も国安の絵。
史料分類
絵画