哥麿(喜多川 歌麿)
〈端午の節供〉
享和頃 (1801-1804)
資料名1
〈端午の節供〉
史料名1よみ
たんごのせっく
史料名Roma1
tangonosekku
絵師・著者名
哥麿(喜多川 歌麿)
Creator
落款等備考
哥麿筆
板元・製作者
(泉市)
制作年和暦
享和頃
制作年西暦
1801-1804
書誌解題
資料名1
〈端午の節供〉
資料名2
史料名1よみ
たんごのせっく
史料名2よみ
史料名Roma1
tangonosekku
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
〈端午の節供〉
絵師・著者名
哥麿(喜多川 歌麿)
絵師・著作者名よみ
うたまろ (きたがわ うたまろ)
Creator
管理No.
00000622
管理No.枝番号
落款等備考
哥麿筆
板元・製作者
(泉市)
彫摺師
制作年和暦
享和頃
制作年西暦
1801-1804
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
版元
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
子ども絵 人物画
内容2
年中行事 美人
内容3
子育て 母と子(幼児) 五節句(端午) 幟(のぼり)
テーマ
歌麿の五節供揃物だが、美人画家らしく母や娘を大きく描いている。また、それぞれの節供の由来や特色を簡潔に述べてあるのも特色だ。
具体物
座敷幟(のぼり)の前で、母が祝賀の客に両手をついて挨拶している横で、腰に立派な飾り刀を差した男の子は後ろを振り向いている。後ろの姉娘はひざの上に、のし文様の風呂敷をかけた祝いの品をのせている。旧暦5月は梅雨の時期であり端午の節供には夏の疫病、毒虫を防ぐための呪術も行われた。幟の赤い鐘馗も中国伝来の病魔を払う鬼神である。また赤色も魔除けの効果があるとされた。後ろの幟は、桐の文様。
Comments
位置づけ
讃・画中文字
五月五日は端午と云。此日より帷子をきる。
此節句は毒虫出て人の身を害するゆへ、粽は蛇のかたちにして是を食し、禍なき事を表し蓬・菖蒲を軒にふく事も邪気をさける呪術なり。
けふといへは蓬の若葉刈添て
宮もわらやもあやめふくなり
哥麿筆   泉市版
(小泉吉永氏解析)
〈讚〉
・帷子(かたびら)は麻の礼服で、端午の御祝い儀から武家は帷子を用いた。民間では単衣を着 
 た。
・蛇は五毒の一つであり、蛇をかたどった粽を食べて毒虫除けとした。
・蓬・菖蒲も香りが強いことなどから魔除けに効くとされ、軒にふかれたが、これも中国から伝わっ
 たもの。
・歌の「けふといへば」の「けふ」は「凶(不吉な災い)」にかけている。(中城正堯氏翻刻)
 
自由記入欄
史料分類
絵画