渓斎英泉
当世子宝十景 富ケ岡のふじ:當世子寶十景 富ヶ岡のふじ
文政頃 (1818-1830)
資料名1
当世子宝十景 富ケ岡のふじ:當世子寶十景 富ヶ岡のふじ
史料名1よみ
とうせいこだからじっけい とみがおかのふじ
史料名Roma1
touseikodakarajikkeitomigaokanohuji
絵師・著者名
渓斎英泉
Creator
落款等備考
渓斎英泉
板元・製作者
(泉市)
制作年和暦
文政頃
制作年西暦
1818-1830
書誌解題
資料名1
当世子宝十景 富ケ岡のふじ:當世子寶十景 富ヶ岡のふじ
資料名2
史料名1よみ
とうせいこだからじっけい とみがおかのふじ
史料名2よみ
史料名Roma1
touseikodakarajikkeitomigaokanohuji
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
当世子宝十景
絵師・著者名
渓斎英泉
絵師・著作者名よみ
えいせん   (けいさい えいせん)
Creator
管理No.
00000642
管理No.枝番号
落款等備考
渓斎英泉
板元・製作者
(泉市)
彫摺師
制作年和暦
文政頃
制作年西暦
1818-1830
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
極 版元
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
子ども絵 人物画
内容2
母子
内容3
子育て 母と子(幼児) 悪戯 金魚 読書 富士(コマ絵)
テーマ
「当世子宝十景」の題で母の子宝への愛育ぶりを描いたシリーズだが、これは様子が少し違い、母は草双紙を読むのに夢中で、子どもは金魚にいたずらをしていて水盤をひっくりかえしている。こま絵は深川富ケ岡から見た富士山である。
具体物
母は草双紙を読むのに夢中であり、手に上巻を持ち、そばに中巻、下巻を重ねて置いてある。子どもは水盤の金魚にいたずらをするうちにひっくり返してしまい、金魚も飾りの小鳥も水とともに流れ出ているが、子どもはくったくのない表情だ。子どもは腹掛けをしただけだが、腹掛けは中国から江戸時代に伝わり、子どもの夏着として重宝された。こま絵は、当時深川からもよく富士を眺めることができたことを示している。
Comments
位置づけ
「子宝」をテーマとする揃物の一つで「当世子宝十景 高縄の月見」と同じシリーズである。子宝の日常生活がよくとらえられており、これは金魚鉢(水盤)をひっくりかえしたところである。庶民向けの通俗的な草双紙の隆盛ぶりもうかがえる。
讃・画中文字
自由記入欄
金魚は中国では有福の象徴であり、読書に夢中のあまり子どもが金魚を逃がしたのは、富が逃げていくのを暗示し、注意を呼びかけているのかもしれない。
史料分類
絵画