立川斎 國郷(歌川 国郷)
童子教訓手習上り双六:童子教訓手習上雙六
安政4年 (1857)
資料名1
童子教訓手習上り双六:童子教訓手習上雙六
史料名1よみ
どうじきょうくん てならい あがり すごろく
史料名Roma1
doujikyoukuntenaraiagarisugoroku
絵師・著者名
立川斎 國郷(歌川 国郷)
Creator
落款等備考
立川斎國郷画
板元・製作者
藤岡屋慶次郎(藤慶)
制作年和暦
安政4年
制作年西暦
1857
書誌解題
資料名1
童子教訓手習上り双六:童子教訓手習上雙六
資料名2
史料名1よみ
どうじきょうくん てならい あがり すごろく
史料名2よみ
史料名Roma1
doujikyoukuntenaraiagarisugoroku
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
童子教訓手習上り双六
絵師・著者名
立川斎 國郷(歌川 国郷)
絵師・著作者名よみ
りくにさと  (りゅうせんさい くにさと/うたがわ くにさと)
Creator
管理No.
00000712
管理No.枝番号
000
落款等備考
立川斎國郷画
板元・製作者
藤岡屋慶次郎(藤慶)
彫摺師
制作年和暦
安政4年
制作年西暦
1857
制作年月
書誌解題
判型・形態
(大奉書2枚)
印章の有無
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
おもちゃ絵
内容2
ゲーム 手習い
内容3
双六 学ぶ
テーマ
寺子屋(手習所)で学び続けることの大切さを説き、入門から手習いが「上り」になるまでの道のりを双六にしてある。学習内容にはふれていないが、男女別にコースを分けてあることと、寺子の成長ぶりを描いてあるところに特長がある。
具体物
「ふり出し弟子入」は女師匠に入門の挨拶をする幼い寺子で、母が付き添っている。背後に鏡餅が飾られ、正月である。男子は左の「男座よりはじまる」に進むが、油断をいましめた文を添えてある。各机に番号を付けており、回り双六で二十三番の「当番」まで進んで「上り」となる。この間、墨の汚れよけの前かけ姿や天神机の下の手習草紙・風呂敷で包み、額に筆を立てて遊ぶ子、罰で線香と茶わんを手に座る子など、寺子屋風俗がよく描かれている。十六番、二十番には手習いでなく、素読をする子も登場している。手習草紙はまっ黒だが、十九番以後は白くなり、人物も髷を結った若者になっている。「ふり出し」の上に進むと「女座ふりはじめ」があり、入門したばかりの寺子を助手の女性が指導している。こちらは十四番「当番」ではやくも「上り」だ。途中、おしゃべりの子もいれば泣いている子もいる。男女ともに「休」や「泊」がある。休は1回休み、泊は2回休みといった区別があったかも知れない。「上り」は天神様の軸が掛けられた床間で、御酒が供えられている。ここに清書草紙を供えて、さらに学問上達をお願いする。「当番」は、年長者による世話係で、年少者の指導にも当たる。
Comments
位置づけ
寺子屋を描いた双六で、教訓性を織り込んである点と、寺子(生徒)たちの風俗をよく捉えてある所に特色がある。
讃・画中文字
ふり出し 弟子入
定 一男座人かず多きゆへ 先にふりだし 女は人数すくなきゆへ あとにてふりだすべし
男座よりはじまる
手習は坂に車をおすごとく ゆだんをすると もとへもどるぞ
女座 ふりはじめ
自由記入欄
遊び方「回り双六」
史料分類
絵画