渓斎 英泉
浮世二十四好 楊香
文政頃 (1818-1830)
資料名1
浮世二十四好 楊香
史料名1よみ
うきよにじゅうしこう ようきょう
史料名Roma1
ukiyonijuushikouyoukyou
絵師・著者名
渓斎 英泉
Creator
落款等備考
渓斎 英泉
板元・製作者
制作年和暦
文政頃
制作年西暦
1818-1830
書誌解題
資料名1
浮世二十四好 楊香
資料名2
史料名1よみ
うきよにじゅうしこう ようきょう
史料名2よみ
史料名Roma1
ukiyonijuushikouyoukyou
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
浮世二十四好
絵師・著者名
渓斎 英泉
絵師・著作者名よみ
えいせん   (けいさい えいせん)
Creator
管理No.
00000770
管理No.枝番号
落款等備考
渓斎 英泉
板元・製作者
彫摺師
制作年和暦
文政頃
制作年西暦
1818-1830
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
極 版元
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
子ども絵 人物画
内容2
美人画 [母子絵] 子ども見立絵
内容3
美人 母 子ども(幼児 女子) 育児(おんぶ) ねこ 楊香
テーマ
中国の古今の孝子二十四人を集めた「二十四孝」の見立絵である。楊香は父と
山中に行き虎に出会うも、「わが命を虎に与え、父を助けたまえ」と天に祈り
ともに助かる。
具体物
美しい母の背で、楊香に見立てた子どもが軒下の梅の鴬(うぐいす)をねらう虎猫を追い払っている。
子どもが持っているのは「弾き猿」で、布製のくくり猿を棒に取りつけ、竹のばねで
上下させる玩具である。子どもは腰に赤い巾着をつけ、母の肩につかまった左手の
下には、七宝つなぎの小袖の下から白い足がのぞいている。右後ろには
おもちゃ入れの篭があり三番叟のかぶりものや、犬張子が見え、福良雀も落ちて
いる。梅がほころび始めた新春の母と子の情景である。
Comments
位置づけ
江戸後期の漢文学者 江村北海が幼児へ「余は絵入りの『二十四孝』の本を最初に
つかわし」(『授業編』)と説いたように、広く普及していた教訓書で、子ども用の絵草子
にも錦絵にもなっていた。『二十四孝』の普及ぶりを示す作品の一つ。
讃・画中文字
浮世二十四好・楊香(ようきょう)
軒の鴬をねらふ虎猫を見て「シツ  」と追ふ娘の言葉を聞て、家根(やね)え行(ゆく)。楊香が孝に感じたる虎に見立しこぢつけの好とす。
渓斎英泉画
(小泉吉永氏翻刻)
自由記入欄
史料分類
絵画