渓斎 英泉
当世子宝十景 高縄の月見:當世子寶十景
文政頃 (1818-1830)
資料名1
当世子宝十景 高縄の月見:當世子寶十景
史料名1よみ
とうせいこだからじゅっけい たかなわのつきみ
史料名Roma1
touseikodakarajukkeitakanawanotsukimi
絵師・著者名
渓斎 英泉
Creator
落款等備考
渓斎英泉画
板元・製作者
和泉屋権四郎(泉市)
制作年和暦
文政頃
制作年西暦
1818-1830
書誌解題
資料名1
当世子宝十景 高縄の月見:當世子寶十景
資料名2
史料名1よみ
とうせいこだからじゅっけい たかなわのつきみ
史料名2よみ
史料名Roma1
touseikodakarajukkeitakanawanotsukimi
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
当世子宝十景
絵師・著者名
渓斎 英泉
絵師・著作者名よみ
えいせん   (けいさい えいせん)
Creator
管理No.
00000782
管理No.枝番号
落款等備考
渓斎英泉画
板元・製作者
和泉屋権四郎(泉市)
彫摺師
制作年和暦
文政頃
制作年西暦
1818-1830
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
極 版元
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
子ども絵 人物画
内容2
母子絵 美人絵 こま絵
内容3
母 子ども(幼児) 育児(昼寝) 子育て 季節(夏)
テーマ
「当世子宝十景」とシリーズ名がついており、子宝としてのわが子と母の姿を描いた
揃物である。「十景」とあるように、こま絵は江戸周辺の風景画であるが、本絵との
関連はあまり見られない。この作品では、母の愛情こまやかな育児ぶりと、高縄
(高輪)の高台から眺める二十六夜待の月見を組み合わせてある。
具体物
こま絵は高縄(現在の港区高輪)から眺めた月の出寸前の東京湾品川あたりで
岸辺には人家が並び、海には帆船が繋がれている。高縄は東京湾に臨む勝景地で
月見の名所でもあった。本絵は、ござの上で昼寝する幼子に団扇で風を送る浴衣の
母である。子の腹には、母の昼夜帯をかけて寝冷えを防ぎ、枕元にはおしゃぶりと
舟型の玩具が置いてある。さらに、赤いひだで縁どりした円形の巾着も見え、中央に
黄色い迷子札と青い房飾りがつけてある。子どもが一家の宝物として大切に育てられ
ていた様子がよくうかがえる夏の午後の情景である。
Comments
位置づけ
シリーズ名に「子宝」をつけた作品の一つで、子宝として子どもの姿がよく描かれている。
公文では同じシリーズで「当世子宝十景 富ヶ岡の山里」を所蔵。
讃・画中文字
自由記入欄
高輪の月見とは「二十六夜待」のことで、7月26日の月の出は光が三つに分かれた後に
瞬時に一つになるとされ、これは弥陀三尊の出現であり、拝むと幸運を得るとされた。
この二十六夜待の名所の一つが高輪であった。
史料分類
絵画