一龍斎 芳豊(歌川 芳豊)
麻疹手当奇法弁:痲疹手當奇法辨〈はしかてあてきほうのべん〉
文久2年 (1862)
資料名1
麻疹手当奇法弁:痲疹手當奇法辨〈はしかてあてきほうのべん〉
史料名1よみ
はしかてあてきほうのべん
史料名Roma1
hashikateatekihounoben
絵師・著者名
一龍斎 芳豊(歌川 芳豊)
Creator
落款等備考
一龍斎 芳豊画
板元・製作者
山本屋平吉
制作年和暦
文久2年
制作年西暦
1862
書誌解題
資料名1
麻疹手当奇法弁:痲疹手當奇法辨〈はしかてあてきほうのべん〉
資料名2
史料名1よみ
はしかてあてきほうのべん
史料名2よみ
史料名Roma1
hashikateatekihounoben
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
麻疹手当奇法弁
絵師・著者名
一龍斎 芳豊(歌川 芳豊)
絵師・著作者名よみ
よしとよ   (いちりゅうさい よしとよ/うたがわ よしとよ)
Creator
管理No.
00000801
管理No.枝番号
落款等備考
一龍斎 芳豊画
板元・製作者
山本屋平吉
彫摺師
制作年和暦
文久2年
制作年西暦
1862
制作年月
文久2年4月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
年月改 版元
印章内容
戌四改
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
子ども絵 人物画
内容2
麻疹絵 母子絵 日常生活(医療)
内容3
育児(麻疹 養生)
テーマ
具体物
Comments
位置づけ
讃・画中文字
麻疹手当奇法辨(はしかてあてきほうべん)
夫(それ)麻疹は陽毒なる故に、発表を専一とすべし。いづれの薬にても、ねつをさまし、うるほひをます物を用ゆべし。
食してあしきもの
一、ひへもの
一、なまもの
一、からきもの
一、くさき物
一、くだ物類
一、酢・さけ
一、はちみつ
一、さたう
一、木の子
一、竹の子
一、餅米るゐ
一、めんるゐ
一、紫蘓
一、せり
一、しんぎく
一、わらび
一、きうり
一、玉子
一、とうなす
一、魚・鳥
一、貝るゐ
一、なす
一、塩からき物
一、しほ魚
一、ほうれん草
一、青くさきもの
一、こんにやく
一、ならづけのるゐ・ぬかみそづけのるゐ。
すべて飽食はよろしからず。もし、毒忌おろそかにすれば、秋に至りて痢病を発す。恐れ、慎べき事也。
一、灸治       七十五日
一、髪月代(さかやき)  五十日
一、入湯       七十五日
一、房事       七十五日

食してよろしきもの
○くろまめ ○あづき ○やきふ ○くはい  ○はすのね ○ふき ○にんぢん ○いんげんまめ ○ながいも ○かんぺう ○つくいも   ○大こん ○しろうり ○ゆり ○くねんぼう ○みづあめ ○こんぶ ○わかめ ○くず   ○みそ ○きんかん ○ぜんまい
右は、はしかびやうちう(麻疹病中)、せう
づゝはしよくしてくるしからず。

ゆびにてひたひをおして地いろのかはり、又、ゆびを引たる跡の色にて、はしかのよしあしをしる歌
(吉)地いろ白くあと紅(くれない)にかへりつゝつゆをふくめるはなのいろつや
(凶)地のいろもかはらずあともそのまゝに
霜をおびたるあきのくさのは

はしかをのがるゝしかた
一、蒼朮(そうじゅつ)
一、川 (せんきゅう)
一、細辛(さいしん)
一、乳香(にゅうこう)
一、降真香(こうしんこう)
右等分粗末(さいまつ)にして、火にくんじて嗅(かげ)ば、わづらふことなし。たとへ、うけても甚たかろし。
槙山先生伝方

一竜斎芳豊画

*最初は麻疹にかかった場合の食物吉凶を示したもの。続いて、麻疹の症状の吉凶を五七五七七の和歌に詠んだ点が面白い。
(小泉吉永氏翻刻)
自由記入欄
史料分類
絵画