一勇斎 國芳(歌川 国芳)
二十四孝童子鑑 姜詩
嘉永6年 (1853)
資料名1
二十四孝童子鑑 姜詩
史料名1よみ
にじゅうしこうどうじかがみ
史料名Roma1
nijuushikoudoujikagamikyoushi
絵師・著者名
一勇斎 國芳(歌川 国芳)
Creator
落款等備考
一勇斎 國芳画
板元・製作者
若狭屋 与七(若狭屋)
制作年和暦
嘉永6年
制作年西暦
1853
書誌解題
資料名1
二十四孝童子鑑 姜詩
資料名2
史料名1よみ
にじゅうしこうどうじかがみ
史料名2よみ
きょうし
史料名Roma1
nijuushikoudoujikagamikyoushi
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
二十四孝童子鑑
絵師・著者名
一勇斎 國芳(歌川 国芳)
絵師・著作者名よみ
くによし  (いちゆうさい くによし/うたがわ くによし)
Creator
管理No.
00000831
管理No.枝番号
落款等備考
一勇斎 國芳画
板元・製作者
若狭屋 与七(若狭屋)
彫摺師
制作年和暦
嘉永6年
制作年西暦
1853
制作年月
書誌解題
判型・形態
間判
印章の有無
版元
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
物語絵 子ども物語絵
内容2
孝子 教訓絵
内容3
姜詩
テーマ
「二十四孝」を扱った教訓画である。「二十四孝」は、中国で古今の孝行者24人を選定して、その孝行ぶりとそれに感じた天の対応を説いてある。この作品には童子鑑とあり、子どもに分かりやすく絵解きしたものの「姜詩」。孝行の内容は讃の通りである。
具体物
画面中央で赤い服を着た女性が、網で鯉をすくいとっている。そばには、鯉を入れる平桶を用意してある。右側に立って桶を手にこれを眺めているのが姜詩であり、女性はその妻である。背後に草葺きの家が並び、手前の家の居室には老婆がいる。姜詩の母である。右手に芭蕉が緑の葉を茂らせているが、全体に乾いた赤い土地であり、清流が突然湧き出たことを示している。
Comments
位置づけ
江村北海が『授業編』で、幼児の読書の導入に「余は絵入りの『二十四孝』を最初につかわし」と述べたように、江戸時代の必読書の一つであった。絵本や浮世絵でも数多く出版されているが、国芳のこの作品は洋画風に描かれ、代表的な作品の一つ。
讃・画中文字
二十四孝童子鑑「姜詩(きょうし)」
姜詩の母は、常に江の水、又生魚の膾(なます)を好む。妻に遠方より江の水を汲せ、又鮮魚(なまうお)を母に勧む。斯(かく)夫婦孝を尽すを、天道感じてや、俄に家の側に江の如き清水わき、中に鯉あり。自ら労せず心のまゝ母をやしなひけると也。
(小泉吉永氏翻刻)
自由記入欄
「二十四孝」の登場人物は、本によって何人か人物が入れ代わっている。また、国芳のこの「二十四孝童子鑑」は、二十四人全ては刊行されてないようだ。国芳には縦大判の「唐土廿四孝」もあり、これがより洋画風で全二十四点揃っている。
史料分類
絵画