
流行逢都絵希代稀物
弘化4年から嘉永5年 (1847-52)
- 資料名1
- 流行逢都絵希代稀物
- 史料名1よみ
- はやりおうつえきだいのまれもの
- 史料名Roma1
- hayarioutsuekidainomaremono
- 絵師・著者名
- 一勇斎 國芳(歌川 国芳)
- Creator
- 落款等備考
- 一勇斎 國芳画
- 板元・製作者
- @
- 制作年和暦
- 弘化4年から嘉永5年
- 制作年西暦
- 1847-52
- 書誌解題
- 資料名1
- 流行逢都絵希代稀物
- 資料名2
- 史料名1よみ
- はやりおうつえきだいのまれもの
- 史料名2よみ
- 史料名Roma1
- hayarioutsuekidainomaremono
- 史料名Roma2
- Title
- Alternative title
- シリーズ名・代表明細
- 流行逢都絵希代稀物
- 絵師・著者名
- 一勇斎 國芳(歌川 国芳)
- 絵師・著作者名よみ
- くによし (いちゆうさい くによし/うたがわ くによし)
- Creator
- 管理No.
- 00000849
- 管理No.枝番号
- 000
- 落款等備考
- 一勇斎 國芳画
- 板元・製作者
- @
- 彫摺師
- 制作年和暦
- 弘化4年から嘉永5年
- 制作年西暦
- 1847-52
- 制作年月
- 書誌解題
- 判型・形態
- 大判3枚続
- 印章の有無
- @@(名主2) 版元
- 印章内容
- 複製フラグ
- 種別1
- 木版浮世絵
- 種別2
- 錦絵
- 種別3
- 内容1
- [おもちゃ絵] 戯画
- 内容2
- 人物づくし絵
- 内容3
- @主人公(画題に頻繁に登場)
- テーマ
- 題の逢都絵は大津絵を指し、京に近い東海道・近江国の名物土産となっていた大津絵の絵師を中心に、回りに大津絵の主要な画題を配置してある。一見、大津絵紹介の戯画のようだが、登場人物の顔はすべて役者の似顔絵になっていて、役者絵でもある。さらに天保13年に、幕府から歌舞伎役者遊女芸者等の絵が風紀上よくないとして禁止されたことに抵抗しての風刺画でもあった。この絵はあまり話題にならなかったが、嘉永6年にやはり大津絵を題材にした「浮世又平名画奇特」を出したところ、ペリーの黒船来航とも重なって大評判となり、販売中止となった。
- 具体物
- 中央に座して絵筆を持つ絵師は、舞い上がった絵で顔が見えない。しかし、側の団扇の芳桐紋や猫のいることから国芳本人とされる。浴衣姿の絵師の前には絵皿や用紙が並び、出来上がった絵は次々と舞い上がっているが、絵の人物は脱け殻だ。抜け出た人物の主な画像は、左側が藤娘と弁慶で、弁慶は三井寺に伝わる弁慶の引き摺り鐘を背負っている。中央には鬼の念仏と牛若丸、右側には槍持ち奴、鷹匠、雷公、猿と瓢箪鯰がいる。
- Comments
- 位置づけ
- 東海道名物の大津絵の人気ぶりを反映した戯画であるが、国芳は登場人物を役者の似顔絵で描き、禁止されていた役者絵でもあった。これは幕府に気付かれず、お咎めなしであったが、嘉永6年の大津絵「浮世又平名画奇特」は、民衆が図中の人物を将軍や大奥・幕閣にも当てはめて風刺絵として楽しみ、人気を呼んだが故に発売中止となった。幕末の世情を反映した話題作である。
- 讃・画中文字
- 自由記入欄
- 史料分類
- 絵画