哥麿(喜多川 歌麿:二代)
〈初春〉
文化4年 (1807)
資料名1
〈初春〉
史料名1よみ
はつはる
史料名Roma1
hatsuharu
絵師・著者名
哥麿(喜多川 歌麿:二代)
Creator
落款等備考
哥麿筆
板元・製作者
和泉屋市兵衛
制作年和暦
文化4年
制作年西暦
1807
書誌解題
資料名1
〈初春〉
資料名2
史料名1よみ
はつはる
史料名2よみ
史料名Roma1
hatsuharu
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
〈初春〉
絵師・著者名
哥麿(喜多川 歌麿:二代)
絵師・著作者名よみ
2だい うたまろ (2だい きたがわ うたまろ)
Creator
管理No.
00000859
管理No.枝番号
落款等備考
哥麿筆
板元・製作者
和泉屋市兵衛
彫摺師
制作年和暦
文化4年
制作年西暦
1807
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
極 年月 版元
印章内容
卯十一
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
人物画 子ども絵
内容2
美人絵
内容3
子ども(少年)
テーマ
お正月に飾るめでたい正月絵で、3枚続の作品の中央1枚である。
右面には「名物富士乃白酒」とあり、駿河の白酒屋の場面であることを示している。左面には、石の挽臼(ひきうす)が置かれ、取っ手に棒を継いで数人で臼を回わす仕組みになっており、挽かれた米汁が桶に流れ落ちている。全体で6人の美女と若衆・男の子・女の子が一人ずつ登場「一富士二鷹三茄子」を織り込んである。
具体物
これは3枚続の中央で、晴着姿の二人の美女が臼の取っ手に継がる棒を手にしている。その前の男の子は鷹が描かれた扇子を持っている。ここは土間で竹垣の背後には梅が咲き、富士が見事な山容を見せている。「一富士二鷹三茄子」の富士と鷹が見られ、茄子は右面の火鉢に描かれている。
Comments
位置づけ
「一富士二鷹三茄子」を織り込んだ正月絵は歌麿初代にも「子ども遊び大名行列」(公文教育研究会 所蔵)などがあり、歌麿二代はそれをヒントに作画したと思われる。華やかな作品に仕上がっている。
讃・画中文字
自由記入欄
文化4年12月の刊行である。
「一富士二鷹三茄子」は縁起の良い夢を順に並べたもので、もとは駿河の国の諺(ことわざ)であったとされる。家康が好んだともされ、江戸でも広がり、特に正月元旦ないし二日の初夢に見ると縁起が良いとされ、浮世絵の正月絵としても売り出された。
白酒は蒸した米を味醂や清酒とまぜて発酵させ、後にすりつぶして造った甘く香りのある酒、白濁した酒で山川酒とも呼んだ。
史料分類
絵画