福井 月斎(縮図)
容斎歴史画譜 第六 孝子小佐治瀧水ヲ酌ム図
明治27年 (1894)
資料名1
容斎歴史画譜 第六 孝子小佐治瀧水ヲ酌ム図
史料名1よみ
ヨウサイレキシガフ
史料名Roma1
絵師・著者名
福井 月斎(縮図)
Creator
落款等備考
板元・製作者
青木蒿山堂
制作年和暦
明治27年
制作年西暦
1894
書誌解題
資料名1
容斎歴史画譜 第六 孝子小佐治瀧水ヲ酌ム図
資料名2
史料名1よみ
ヨウサイレキシガフ
史料名2よみ
史料名Roma1
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
容斎歴史画譜
絵師・著者名
福井 月斎(縮図)
絵師・著作者名よみ
ようさい  げっさい  (きくち ようさい   ふくい げっさい)
Creator
管理No.
00000918
管理No.枝番号
006
落款等備考
板元・製作者
青木蒿山堂
彫摺師
制作年和暦
明治27年
制作年西暦
1894
制作年月
書誌解題
判型・形態
中判
印章の有無
印章内容
複製フラグ
種別1
木版画
種別2
彩色
種別3
内容1
物語画
内容2
歴史画
内容3
養老の瀧
テーマ
いわゆる「養老の滝」伝説である。一般には美濃国(岐阜県)養老郡の話が知られている。山の草木を取って酒好きの老父を養っていた貧しい家の男が、ある日山中で石から出る酒を見つけて持ち帰って父に飲ませた。帝が之を聞いて行幸、孝子の行いに感じて美濃守に任じ、この土地を養老の滝と名付け、年号を養老と改元したとされる。酒の出る滝や泉の話は各地にあり、孝子譚と結びついている。これは山梨県の孝子伝説である。
具体物
山梨県西八代郡に伝わる「養老の滝」伝説の場面で、老父に孝養をつくした主人公の男は、小佐治(小佐次とも)という。滝から汲んだ酒をひさごに入れており、そばには山で採った杣木(そまぎ)の束が置いてある。天秤棒でかついで、酒を土産に家路につくところだ。腰には斧をさしている。背後は流れ落ちる滝である。男は酒をたっぷり汲み、満足そうな表情である。
Comments
位置づけ
養老の滝で知られる孝子伝説であるが、容斎は甲斐国西八代郡に伝わる小佐治を取り上げている。明治になって親孝行が大事な徳目として強調されるようになった反映である。
讃・画中文字
容斎老人の落款
自由記入欄
『甲州昔話集』(全国昔話資料集成16、岩崎美術社 1975年、土橋里木 編)には、「小左次の涙酒」として採録してある、小左次は爺様の孫で、二人暮らし。山へ薪刈りに行って岩から湧き出る酒を見つけ、爺に飲ませ喜ばれる。
※参考資料:自由記述資料:甲州昔話集 山梨  土橋里木編  岩崎美術社
史料分類
絵画