楊洲 周延
東風俗福つくし 福寿草
明治22年 (1890)
資料名1
東風俗福つくし 福寿草
史料名1よみ
ヒガシフウゾクフクツクシ フクジュソウ
史料名Roma1
絵師・著者名
楊洲 周延
Creator
落款等備考
楊州 周延筆
板元・製作者
武川 卯之吉
制作年和暦
明治22年
制作年西暦
1890
書誌解題
資料名1
東風俗福つくし 福寿草
資料名2
史料名1よみ
ヒガシフウゾクフクツクシ フクジュソウ
史料名2よみ
史料名Roma1
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
東風俗福つくし
絵師・著者名
楊洲 周延
絵師・著作者名よみ
ちかのぶ   (ようしゅう ちかのぶ)
Creator
管理No.
00000935
管理No.枝番号
005
落款等備考
楊州 周延筆
板元・製作者
武川 卯之吉
彫摺師
制作年和暦
明治22年
制作年西暦
1890
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
風俗画
内容2
年中行事 美人画
内容3
植木市 美人 福寿草
テーマ
「東風俗福つくし」とシリーズ名にあり、東京の明治中期の新風俗から、家族の福々しい場面を設定、「ふく」の付く言葉をあてている。福のつく言葉には造語やこじつけ、さらに同音の「吹く」や「服」も見られるが、当時の幸福(心の幸せ)で裕福(金持ち)な家庭の姿がうかがえる。
具体物
「福寿草」とあるが、旧暦正月頃に黄金色の花をつけ、開花時期の長いこの花は、黄金と長寿を現わすめでたい福寿(幸福と長寿)の花として、正月に飾られた。画面は、年の市の植木屋、花屋の露店で、室(むろ)咲きの梅とともに売られている福寿草。棚の上には、しだれ梅と福寿草を一つの鉢に組み合わせてある。御高視頭巾とショールの女性客が、腰に煙草入れを下げた職人とやりとりをしている。後方には山高帽にステッキの夫と妻もいる。これも夕景。
Comments
位置づけ
明治中期の母子を中心とする家庭風俗と、そのなかでの幸福感が読みとれる作品である。母と子の衣装や室内調度にも、江戸の継続だけでなく近代化の新しい要素がうかがえる。
讃・画中文字
自由記入欄
史料分類
絵画