楊洲 周延
東風俗福つくし ふぶく
明治22年 (1889)
資料名1
東風俗福つくし ふぶく
史料名1よみ
ヒガシフウゾクフクツクシ フブク
史料名Roma1
絵師・著者名
楊洲 周延
Creator
落款等備考
楊州 周延筆
板元・製作者
武川 卯之吉
制作年和暦
明治22年
制作年西暦
1889
書誌解題
資料名1
東風俗福つくし ふぶく
資料名2
史料名1よみ
ヒガシフウゾクフクツクシ フブク
史料名2よみ
史料名Roma1
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
東風俗福つくし
絵師・著者名
楊洲 周延
絵師・著作者名よみ
ちかのぶ   (ようしゅう ちかのぶ)
Creator
管理No.
00000935
管理No.枝番号
006
落款等備考
楊州 周延筆
板元・製作者
武川 卯之吉
彫摺師
制作年和暦
明治22年
制作年西暦
1889
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
風俗画
内容2
美人画 日常生活 風物詩
内容3
季節(冬) 雪 吹雪 女性 男性 犬 人力車
テーマ
「東風俗福つくし」とシリーズ名にあり、東京の明治中期の新風俗から、家族の福々しい場面を設定、「ふく」の付く言葉をあてている。福のつく言葉には造語やこじつけ、さらに同音の「吹く」や「服」も見られるが、当時の幸福(心の幸せ)で裕福(金持ち)な家庭の姿がうかがえる。
具体物
「ふぶく」は吹雪くであり、福つくしにはそぐわない。吹雪きの中、雪のつもった傘を斜めにさし、急ぎ足で道をゆく美人と、供の男である。美人は御高視頭巾をかぶり、雪花文の着物を着ているが、この雪花文は五角形も見られ、雪の結晶を正しく描写してない。天保時代に正しい雪花文が流行したが、忘れられている。背後では、犬が駆け、人力車も急いでいる。闇が迫る中、雪は降り続き、家にも道路も雪に埋もれそうだ。
Comments
位置づけ
明治中期の母子を中心とする家庭風俗と、そのなかでの幸福感が読みとれる作品である。母と子の衣装や室内調度にも、江戸の継続だけでなく近代化の新しい要素がうかがえる。
讃・画中文字
自由記入欄
史料分類
絵画