楊洲 周延
東風俗福つくし 妾ふく〈しょうふく〉
明治22年 (1889)
資料名1
東風俗福つくし 妾ふく〈しょうふく〉
史料名1よみ
ヒガシフウゾクフクツクシ ショウフク
史料名Roma1
絵師・著者名
楊洲 周延
Creator
落款等備考
楊州 周延筆
板元・製作者
武川 卯之吉
制作年和暦
明治22年
制作年西暦
1889
書誌解題
資料名1
東風俗福つくし 妾ふく〈しょうふく〉
資料名2
史料名1よみ
ヒガシフウゾクフクツクシ ショウフク
史料名2よみ
史料名Roma1
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
東風俗福つくし
絵師・著者名
楊洲 周延
絵師・著作者名よみ
ちかのぶ   (ようしゅう ちかのぶ)
Creator
管理No.
00000935
管理No.枝番号
027
落款等備考
楊州 周延筆
板元・製作者
武川 卯之吉
彫摺師
制作年和暦
明治22年
制作年西暦
1889
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
風俗画 人物画
内容2
美人画 日常生活 家庭風俗 母子絵
内容3
美人 母 子ども(少女・乳児)
テーマ
「東風俗福つくし」とシリーズ名にあり、東京の明治中期の新風俗から、家族の福々しい場面を設定、「ふく」の付く言葉をあてている。福のつく言葉には造語やこじつけ、さらに同音の「吹く」や「服」も見られるが、当時の幸福(心の幸せ)で裕福(金持ち)な家庭の姿がうかがえる。
具体物
「妾ふく」とは、めかけを母として生まれた子である。明治時代には男系の血筋を保ために、裕福な家では妾を置き、本妻に男児が生まれない場合は、妾腹の子を引き取って家を継がせることもあった。ここは妾宅で、ばあやに抱かれた赤ん坊に、母が掛け衣装を掛けようとしており、その文様は長寿の鶴亀に竹と梅、さらに背守りの赤い結び文も付けてある。左には振り袖の長女、床の間には、古来安産の神様で知られる塩釜神社の軸がかけてあり、付書院の地袋には富士が描かれている。
Comments
位置づけ
明治中期の母子を中心とする家庭風俗と、そのなかでの幸福感が読みとれる作品である。母と子の衣装や室内調度にも、江戸の継続だけでなく近代化の新しい要素がうかがえる。
讃・画中文字
自由記入欄
史料分類
絵画