歌川 國芳(歌川 国芳)画・柳下員 種員・歌
五節句 弥生
天保14年から弘化3年 (1843-46)
資料名1
五節句 弥生
史料名1よみ
ごせっく やよい
史料名Roma1
gosekkuyayoi
絵師・著者名
歌川 國芳(歌川 国芳)画・柳下員 種員・歌
Creator
落款等備考
一勇斎 國芳画
板元・製作者
(丸清板)
制作年和暦
天保14年から弘化3年
制作年西暦
1843-46
書誌解題
資料名1
五節句 弥生
資料名2
史料名1よみ
ごせっく やよい
史料名2よみ
史料名Roma1
gosekkuyayoi
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
五節句
絵師・著者名
歌川 國芳(歌川 国芳)画・柳下員 種員・歌
絵師・著作者名よみ
くによし  (うたがわ くによし・りゅうかてい たねかず)
Creator
管理No.
00000938
管理No.枝番号
002
落款等備考
一勇斎 國芳画
板元・製作者
(丸清板)
彫摺師
制作年和暦
天保14年から弘化3年
制作年西暦
1843-46
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
名主1 版元
印章内容
名主:村松
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
人物画
内容2
美人画 年中行事
内容3
美人 五節句(弥生) 潮干狩り はまぐり 銛
テーマ
五節句(五節供)の揃物であるが、季節に合わせた美人画仕立てになっており、また柳下亭種彦の和歌を添えてある。題名は、満月をかたどって砂子摺をほどこした円に納めてある。これは弥生・三月。三月三日は上巳の節供で、女子の成長・幸福を願って雛壇に雛人形を飾り、調度品や白酒・桃の花などが飾られ雛祭が行われた。
具体物
三月三日の雛祭はちょうど大潮に当り、潮干狩の始まる日であり、江戸の湾岸では潮干狩が楽しまれた。この女性は、わが子のために貝掘りにやってきた母であろう。眉を剃り、かねつけ(お歯黒)をしていることから既婚者である。たすきを掛け、腰帯で裾をからげ、貝掘りの竹べらを手に砂浜に降り立っている。側には、千石船の大碇が横たわり、足下には蛤がごろごろ転がっている。女性はふりかえって岸辺に手を伸し、「早くおいでよ」と連れを呼んでいるようだ。砂浜の白い素足が印象的で、背後には波の花(白波)を連想させる白い空間を取ってある。
Comments
位置づけ
五節供をテーマにした揃物は数多くあり、国芳にも「稚遊五節供之内」がある。清長の「子宝五節遊」をはじめ、いずれも節供を楽しむ子どもを主人公にしているが、国芳の「五節句」は美人画になっており、様々な年代の美女を五節供ごとに見事に描き分けている。この弥生では、潮干狩の母を大碇と組み合わせた大胆な構図で示し、室内の雛祭とは異なる中にも、見事に季節感を表現している。雛祭のご馳走には、蛤のお吸い物が欠かせなかった。
讃・画中文字
自由記入欄
史料分類
絵画