豊國(歌川 豊国:三代)
昔談三荘太夫
嘉永5年 (1852)
資料名1
昔談三荘太夫
史料名1よみ
むかしばなしさんしょうだゆう
史料名Roma1
mukashibanashisanshoudayuu
絵師・著者名
豊國(歌川 豊国:三代)
Creator
落款等備考
豊國画
板元・製作者
山田屋
制作年和暦
嘉永5年
制作年西暦
1852
書誌解題
資料名1
昔談三荘太夫
資料名2
史料名1よみ
むかしばなしさんしょうだゆう
史料名2よみ
史料名Roma1
mukashibanashisanshoudayuu
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
昔談三荘太夫
絵師・著者名
豊國(歌川 豊国:三代)
絵師・著作者名よみ
3だい とよくに/くにさだ (3だい うたがわ とよくに/うたがわ うにさd)
Creator
管理No.
00000974
管理No.枝番号
000
落款等備考
豊國画
板元・製作者
山田屋
彫摺師
制作年和暦
嘉永5年
制作年西暦
1852
制作年月
嘉永5年4月
書誌解題
判型・形態
大判3枚続
印章の有無
名主(2) 年月 版元
印章内容
名主:村田 [衣笠] 子四
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
物語絵
内容2
役者絵
内容3
芝居 役者似顔 山椒大夫
テーマ
三荘太夫とは山椒大夫のことで、丹後国由良の強欲な長者であるが、人買いに売られた安寿姫と厨子王姉弟の物語としても知られる。これは歌舞伎化されたこの物語「由良(ゆらの)湊(みなと)千軒長者」の名場面を、三枚続の役者絵(芝居絵)にしたものである。右の2枚は三荘太夫の屋敷で、安寿姫と対(ずし)王丸を助けに来た盾部(元吉)要之助と三荘太夫の甥・由良三郎、それに三荘太夫の娘・鶏娘などが入交じって争っている。左は、逃げる要之助たちを舟で追う三荘太夫であろう。悪逆非道の長者が、犯した罪を悔い、わが子にわざと討たれて幕となる。
具体物
右手の座敷から身を乗り出しているのが悪逆非道の長者・三荘太夫であり、左右に安寿姫と対王丸が居る。縁側には火鉢、座敷の奧には刀掛けがある。庭で二羽の鶏に囲まれて座るのは父の悪業の報いで、鶏の鳴き声をたてる鶏娘・おさんである。鶏娘の右は、三荘太夫の甥・由良三郎、左で縛られているのは要之助、その上は岩木政氏かと思われるが、このコピーは文字が潰れており、判断出来ない。左図の船の舳先に座るのは三荘太夫だが、舟の残る二人も橋上の二人も文字が読めない。(パソコンの画像拡大でも不明)
Comments
位置づけ
山椒太夫の伝説は、近代になってからは森鴎外の小説『山椒大夫』で知られるが、古くから説教節として語られ、江戸時代には浄瑠璃や芝居となって広く上演された。人買いに売られる安寿姫と厨子王の悲しい物語と、山椒大夫の因果は巡る哀れな最期は、大人にも子どもにも喜ばれたようだ。
讃・画中文字
自由記入欄
史料分類
絵画