
教導立志基 八 釈氏妙澤
明治19年 (1886)
- 資料名1
- 教導立志基 八 釈氏妙澤
- 史料名1よみ
- きょうどうりっしのもとい
- 史料名Roma1
- kyoudourisshiki8 shakushimyoutaku
- 絵師・著者名
- 井上 探景
- Creator
- 落款等備考
- 井上 探景
- 板元・製作者
- [松木 平吉]
- 制作年和暦
- 明治19年
- 制作年西暦
- 1886
- 書誌解題
- 資料名1
- 教導立志基 八 釈氏妙澤
- 資料名2
- 史料名1よみ
- きょうどうりっしのもとい
- 史料名2よみ
- 史料名Roma1
- kyoudourisshiki8 shakushimyoutaku
- 史料名Roma2
- Title
- Alternative title
- シリーズ名・代表明細
- 教導立志基
- 絵師・著者名
- 井上 探景
- 絵師・著作者名よみ
- たんけい (いのうえ たんけい)
- Creator
- 管理No.
- 00000980
- 管理No.枝番号
- 001
- 落款等備考
- 井上 探景
- 板元・製作者
- [松木 平吉]
- 彫摺師
- 制作年和暦
- 明治19年
- 制作年西暦
- 1886
- 制作年月
- 書誌解題
- 判型・形態
- 大判
- 印章の有無
- (御届)
- 印章内容
- 複製フラグ
- 種別1
- 近代版画
- 種別2
- 木版画
- 種別3
- 内容1
- 物語画 人物画
- 内容2
- 歴史 偉人 逸話
- 内容3
- 妙澤
- テーマ
- 釈氏妙澤とは、竜湫(りょうしゅう)周沢(しゅうたく)のことで、南北朝時代の臨済宗夢窓派の僧である。夢窓国師の僧童を経て、南禅寺・天竜寺に住し、臨川寺の住持となった。不動明王の仏画に優れ、画には妙澤と署名した。師匠にしかられながらも画才をみがき、ついには認められるに至った信念と努力を紹介してある。
- 具体物
- 今日もまた不動明王を描き、その作品を自ら点検する妙澤である。口には絵筆をくわえている。折しも襖を開けて様子を見に来た夢窓国師はしかるつもりであったが、あまりの出来映えに見入っている。部屋には、絵の具で床が汚れぬように赤い敷物を広げてあり、右手には筆立て・硯・絵皿などが置いてある。
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- 位置づけ
- 「教導立志基(きょうどうりっしのもとい)」は明治18年頃から5,6年間にわたって刊行された教育画で、さまざまな人物の逸話から志を立てることの重要性を説いている。全部で53枚とされ、芳年・国周・清親など、当時の代表的絵師が参画している。スマイルズの『西国立志編』が中村正直の翻訳で大評判となったのを受けて、日本人の立志伝をとまとめたものである。人物も著名な偉人ばかりでなく、ミドルクラスの刻若勉励や自主自立のための自己努力を中心に人選してある。元就・家康の幼年時代を紹介したり。内侍・静・秋色など才能ある女性を取り上げたところに明治らしさが感じられる。
- 讃・画中文字
- 釈氏妙澤(しゃくしみょうたく)は應安年間の人にして 夢窓国師(むそうこくし)の徒弟(でし)なり 常に画図を好むを以て 国師屡(しばしば)これを呵責(かしゃく)すれども聞ず またまた画事に耽(ふけ)り 特(こと)に不動の像を巧(たくみ)にえがきて其精神感得せし歟(か) 自から画(えが)く不動の図中より火焔(かえん)を発せしより国師も其筆力精妙(せいみょう)なるに感じ 終(つい)に許(ゆる)して呵責さぜりし
楊柳橋畔 月光述
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- 絵画