北尾 重政
〈井戸端/筒井筒〉
安永・天明頃 (1772-81)
資料名1
〈井戸端/筒井筒〉
史料名1よみ
いどばた つついづつ
史料名Roma1
idobatatsutsuizutsu
絵師・著者名
北尾 重政
Creator
落款等備考
*右下切
板元・製作者
制作年和暦
安永・天明頃
制作年西暦
1772-81
書誌解題
資料名1
〈井戸端/筒井筒〉
資料名2
史料名1よみ
いどばた つついづつ
史料名2よみ
史料名Roma1
idobatatsutsuizutsu
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
〈井戸端/筒井筒〉
絵師・著者名
北尾 重政
絵師・著作者名よみ
しげまさ  (きたお しげまさ)
Creator
管理No.
00001111
管理No.枝番号
落款等備考
*右下切
板元・製作者
彫摺師
制作年和暦
安永・天明頃
制作年西暦
1772-81
制作年月
書誌解題
判型・形態
小判
印章の有無
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
内容2
内容3
テーマ
『伊勢物語』二十三段にある「筒井筒」の物語を描いてある。筒状の井戸のそばで遊んでいた男児・女児が、やがて思春期を迎え互いに恋心をいだく、しかし親が承知せず、井戸のほとりで悲しむ・・・という話である。浮世絵では、井戸端に立つ上流階級の若い男女の姿で描かれることが多い。
具体物
筒のように丸く掘った「筒井」を、方形の木枠「井筒」で囲い、左隅には水を汲む桶を載せてある。井筒には、王朝風の衣装(女は女房装束)をまとった若い男女が肩を寄せ合っており、相思相愛の仲のようだ。讃の歌にあるように、幼友達が久しぶりに会い、男は女がいつの間にか大きく美しくなったと詠んだのに対し、あなたでなくてだれが髪を揚げてくれるのか、と女は答えている。井戸の側には桐の古木があり、淡い紫の花を咲かせている。桐は成長が早く、木材は良質の箪笥材となるので、女子誕生のさいによく植えられた。
Comments
位置づけ
浮世絵には源氏物語など古典文学から画題を得た作品も多く、江戸での古典物語の普及ぶりがうかがえる。絵にする際には、古典のよく知られた場面を江戸の風俗に置き換えて描く見立絵と、物語の時代のままに描く物語絵があり、これは後者である。
讃・画中文字
「くらべこしふりわけ髪もかたすぎぬ きみならずしてたれかあぐべき」。これは、男が女に送った歌「つついつついづつにかけしまろがたけ すぎにけらしな妹見ざるまに」に対する女からの返歌である。
自由記入欄
絵師の北尾重政は、鈴木春信亡き後の浮世絵界を支えた一人で、美人画や役者絵で知られるが、子ども絵も数多く手がけている。
史料分類
絵画