山本 昇雲
いま姿 ゆり園
明治39年 (1906)
資料名1
いま姿 ゆり園
史料名1よみ
いますがた ゆりえん
史料名Roma1
imasugatayurien
絵師・著者名
山本 昇雲
Creator
落款等備考
昇雲
板元・製作者
松木平吉
制作年和暦
明治39年
制作年西暦
1906
書誌解題
資料名1
いま姿 ゆり園
資料名2
史料名1よみ
いますがた ゆりえん
史料名2よみ
史料名Roma1
imasugatayurien
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
いま姿
絵師・著者名
山本 昇雲
絵師・著作者名よみ
しょううん   (やまもと しょううん)
Creator
管理No.
00001120
管理No.枝番号
落款等備考
昇雲
板元・製作者
松木平吉
彫摺師
制作年和暦
明治39年
制作年西暦
1906
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
人物画
内容2
美人画
内容3
美人 百合
テーマ
「今すがた」は、美人大首絵の流れをくむ美人画であり、昇雲の美人画の代表作でもある。年令も少女から母親までさまざまで、母子絵もある。全体に日本情緒豊かな美人画であるが、なかには洋装美人もおり、明治らしいモダンさも感じられる。画面外枠に、風景などを描いた作品、白地のままのものがある。全体で50枚を越す揃物で、人気のあったことがうかがえる。彫り摺りとも微妙な線描、色調をよく理解している。
具体物
ヤマユリ、ヒメユリ、カノコユリなど、さまざまなユリに囲まれて美少女が描かれている。少女は長い髪を紅梅色・唐草文様のリボンんで結んでいる。日本のユリは幕末から明治にかけて園芸化が進み、ヨーロッパでも人気を得た。題の「ゆり園」はどこにあったか不明だが、花好きの江戸っ子のために品種をそろえて開園したものだろう。なお、ユリは初夏から秋にかけて咲く花である。昇雲はこの絵では枠内と外を入り交ぜ、少女の指を枠外に出したり、ユリの花を内枠にまたがって描いたりしている。これは日本画の表現技法「描き表装」の応用である。
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位置づけ
明治期の美人大首絵の代表作。明治期のさまざまな年令、職業の衣装、髪型など、風俗がよくとらえれられている。
讃・画中文字
自由記入欄
公文では少女や母子絵を所蔵。
史料分類
絵画