一恵斎 芳幾(歌川 芳幾)
昔噺/鬼ケ嶋入
安政3年 (1856)
資料名1
昔噺/鬼ケ嶋入
史料名1よみ
むかしばなしおにがしまいり
史料名Roma1
mukashibanashionigashimairi
絵師・著者名
一恵斎 芳幾(歌川 芳幾)
Creator
落款等備考
一恵斎 芳幾画
板元・製作者
制作年和暦
安政3年
制作年西暦
1856
書誌解題
資料名1
昔噺/鬼ケ嶋入
資料名2
史料名1よみ
むかしばなしおにがしまいり
史料名2よみ
史料名Roma1
mukashibanashionigashimairi
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
昔噺/鬼ケ嶋入
絵師・著者名
一恵斎 芳幾(歌川 芳幾)
絵師・著作者名よみ
よしいく    (いっけいさい よしいく/うたがわ よしいく)
Creator
管理No.
00001131
管理No.枝番号
000
落款等備考
一恵斎 芳幾画
板元・製作者
彫摺師
制作年和暦
安政3年
制作年西暦
1856
制作年月
安政3年7月
書誌解題
判型・形態
大判3枚続
印章の有無
改 年月 
印章内容
辰七
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
物語絵
内容2
昔話 おとぎ話
内容3
桃太郎
テーマ
江戸後期には五大昔話の一つに上げられた「桃太郎」である。桃から生まれた桃太郎は大変な力持ちで、爺・婆に育てられる。やがて、猿・犬・きじを従えて鬼ヶ島に出かけ、財宝をもらって爺婆の待つ家に凱旋する。
この絵は、桃太郎が猿・犬・きじとともに鬼ヶ島の鬼たちへ攻め入った場面である。
具体物
岩屋に造られた鬼の御殿である。左側では、鬼の大将を桃太郎が組み敷き、大きなまさかりが投げ出されている。桃太郎は鎧を着た若武者に描かれ、「日本一」と書かれた指物(目印)を背にさし、その上端にも陣羽織にも桃印が見られる。中央では猿「木枝猿之烝」と、きじ「山中雉子之助」。右では犬「白井奴治郎」が、槍や剣を手に鬼の手下と戦っている。いずれも鎧を着け、指物は猿が猿回しの竹竿、きじは尾羽、犬は犬印のまといである。御殿の床は唐草格子で、異国的な雰囲気もただよわせている。
Comments
位置づけ
桃太郎は人気者となり、赤本や絵草紙、おもちゃ絵として広く流布した。しかし、浮世絵作品はさほど多くない。その中で芳幾は、国芳の門人ならではの武者絵の力量を発揮し、鬼退治を精微な描写でリアルに表現している。浮世絵「桃太郎図」の最もすぐれた作品である。
讃・画中文字
自由記入欄
浮世絵や絵草紙では成人して鬼退治に出かける桃太郎は、若衆髪に鉢巻をしめ、鎧の上に陣羽織を着た姿であり、猿、犬、きじも擬人化された鎧姿で描かれる。
史料分類
絵画