五風亭 貞虎(歌川 貞虎)
見立二十四孝之内 楊香
天保頃 (1830-1844)
資料名1
見立二十四孝之内 楊香
史料名1よみ
みたて にじゅうしこうのうち ようこう
史料名Roma1
mitatenijuushikounouchiyoukou
絵師・著者名
五風亭 貞虎(歌川 貞虎)
Creator
落款等備考
五風亭 貞虎画
板元・製作者
[森田屋]
制作年和暦
天保頃
制作年西暦
1830-1844
書誌解題
資料名1
見立二十四孝之内 楊香
資料名2
史料名1よみ
みたて にじゅうしこうのうち ようこう
史料名2よみ
史料名Roma1
mitatenijuushikounouchiyoukou
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
見立二十四孝之内
絵師・著者名
五風亭 貞虎(歌川 貞虎)
絵師・著作者名よみ
さだとら   (ごふうてい さだとら/うたがわ さだとら)
Creator
管理No.
00001162
管理No.枝番号
落款等備考
五風亭 貞虎画
板元・製作者
[森田屋]
彫摺師
制作年和暦
天保頃
制作年西暦
1830-1844
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判
印章の有無
極 版元
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
人物画 子ども絵
内容2
美人画 見立て絵
内容3
美人 子ども(男子 少年) 猫 楊香(こま絵)
テーマ
「二十四孝」の「楊香」の見立絵である。「二十四孝」は中国で古今の孝子二十四人を選んでまとめた本で、江戸時代には「御伽草子」などによって広く紹介された。教訓性の強い孝行談話であるが、浮世絵でも国芳「二十四孝童子鑑」などがある。楊香は、父と山中へいった楊香が虎に出会い「わが命を虎に与え、父を助けて給え」と祈ったところ、その孝行に感じた天が虎を退けさせ、救った話である。これはその見立絵で江戸の猫と母子に置きかえてある。
具体物
右上のこま絵に父をかばって虎に立ち向かう楊香が描かれている。見立絵では、夏のひととき、午睡を楽しむ母と子のスキを狙って、鳥籠の鳥を襲おうとした猫を追い払う男子である。男子は鉢巻をしめ、黒い腹掛けを着て、右手でしっかり鳥籠を持ち、左手で猫を払っている。母は敷き蒲団に立ち、肩に手ぬぐいをかけ、ござを持っている。足元には箱枕が倒れている。左手の柵には蚊帳と蒲団があり、柱にははたきが掛けてある。
Comments
位置づけ
「二十四孝」は教訓画として好まれたようで、見立絵も春信はじめ数多く制作されたが、江戸後期では、英泉「浮世二十四孝」と、貞虎「見立二十四孝」が代表作である。
讃・画中文字
自由記入欄
「楊香」の見立絵では先行作品として英泉「浮世二十四孝 楊香」(公文蔵)があり、この作品の讚には「軒の鶯をねらふ虎猫を見て…」とある。  
史料分類
絵画