
友寿々女美知具佐教語呂久〈ともすゞめ ミちくさ すごろく〉
万延元年 (1860)
- 資料名1
- 友寿々女美知具佐教語呂久〈ともすゞめ ミちくさ すごろく〉
- 史料名1よみ
- ともすずめみちくさすごろく
- 史料名Roma1
- tomosuzumemichikusasugoroku
- 絵師・著者名
- 二代 一立斎 廣重(歌川 広重:二代)
- Creator
- 落款等備考
- 二代 一立斎 廣重画
- 板元・製作者
- 制作年和暦
- 万延元年
- 制作年西暦
- 1860
- 書誌解題
- 資料名1
- 友寿々女美知具佐教語呂久〈ともすゞめ ミちくさ すごろく〉
- 資料名2
- 史料名1よみ
- ともすずめみちくさすごろく
- 史料名2よみ
- 史料名Roma1
- tomosuzumemichikusasugoroku
- 史料名Roma2
- Title
- Alternative title
- シリーズ名・代表明細
- 友寿々女美知具佐教語呂久
- 絵師・著者名
- 二代 一立斎 廣重(歌川 広重:二代)
- 絵師・著作者名よみ
- 2だい ひろしげ (2だい いちりゅうさい ひろしげ/2だい うたがわ ひろしげ)
- Creator
- 管理No.
- 00001168
- 管理No.枝番号
- 落款等備考
- 二代 一立斎 廣重画
- 板元・製作者
- 彫摺師
- 制作年和暦
- 万延元年
- 制作年西暦
- 1860
- 制作年月
- 万延元年5月
- 書誌解題
- 判型・形態
- その他
- 印章の有無
- 年月改
- 印章内容
- 申五改
- 複製フラグ
- 種別1
- 木版浮世絵
- 種別2
- 錦絵
- 種別3
- 内容1
- おもちゃ絵
- 内容2
- ゲーム
- 内容3
- 双六 遊び
- テーマ
- 題名は「反雀道草双六」を示し、子どもたちの道端でのさまざまな遊びや
いたずらが織り込まれている。特に、わらべ歌をうたいながらの遊びが多いことと
大名行列や武士との出合いの見られるところに特色がある。
- 具体物
- 「ふりだし」は、まといをかかげての火消しごっこで、「上り」は満開の桜に登っての
「お山のぬしはおれ一人」である。背景は河岸、屋敷町、松並木、大川と橋、蔵
桜の山など変化に富んでいる。歌やとなえ言葉、問答をともなう遊びは
「四、七、九、十二、十三、十六、十七、十八、二十、二十二、二十三、二十五
二十六、二十七、二十八、三十、三十二、三十三、三十四、三十五、三十七」と
大半を占める。「六、十五」では荷車で勝手に遊び、犬からかい「二」や
小あんまいじめ「五」などのいたずら、さらにけんか「二十四」もある。
かごの跡つき「へ」、武士の遠乗の跡つき「へ」はよいが、突き当ると
わびなければならない「ほ」。大名行列とぶつかれば休み「十一、二十一、二十九」で
供先を切ると罰を受け「振出し」へもどる「十一」。迷子が登場「は」も珍しい。
- Comments
- 位置づけ
- 子どもたちの豊かな遊びの世界だけでなく、いじめ、いたずら、けんか
さらには武士との関係までうかがうことができる貴重な絵画史料である。
- 讃・画中文字
- 友寿々女美知具佐数語呂久
*ふりだしより上がりまで順に翻字。
喜楽斎茶利人撰
二代 一立斎広重画
一、ふりだし
二、いぬからかい
三、たけむま
四、やまこえて、たにこえて、もふちとおさき
五、小あんまいじめ
六、うし車へぶらさがる
七、いもむしころ
いろは横丁入口無用の者入べからず
八、欠支度(この処へあたれば、いろは横丁へはいる)
九、子をとろ、子をとろ
十、(休)とのさま
十一、此所へあたれば、おともさきをきつて、ふりだしへもどさるゝ
十二、こゝはどこ 、ゆしまのかいど
十三、まはりの 、小ぼとけはなぜせいがひくいな
十四、かくれんぼ
十五、あがりこ、さんがりこ
十六、だうちうかごや、からかごや
十七、おかめじよんぢよろまき
十八、むま(馬)かうし(牛)か、うしのものはおきろ
十九、町飛脚(一)をふれば、手がみがとゞいて、あがり。(六)をふれば、まちがつてふりだしへかへる)
二十、めへためへた、だれがめへた
廿一、(休)とのさま
廿二、どうだうめぐり、どうめぐり
廿三、むかふのおばさん、おちやあがれ
廿四、(休)けんくは
廿五、ちやん ぎりや、ちやんぎりや
廿六、ざうりきんじよ 、おてんまてんま
廿七、おしりのようじん、こようじん(御用心)、けふは廿八日
廿八、竹の子をおくれ
廿九、(休)とのさま、
三十、おやまの のおこんさわへ
卅一、いしころめつかりこ
卅二、なんのはながひらいた、れんげのはながひいらいた
卅三、かごめ
卅四、おにのゐないうち、せんたくしよな
卅五、てんたうさま 、このとほり
卅六、さるおに
卅七、おやまのぬしは、おれひとり(上り)
※いろは横丁
い、かごの跡つき
ろ、たがまはし
は、迷ひ子(この処へあたれば、うちをたづねにふりだしまでかへる)
に、かけくら
ほ、突あたつてわ、わびこと(こゝへあたれば、わびごとのすむあひだ、ひとまはり。たゞし、休のうへ、はん目をふれば、わびごとかなはず、ふりだしへかへる)
へ、遠乗の跡つき
と、早使(このところより、廿四ばんへとんで、だん にかぞへてゆくべし)
(小泉吉永氏翻刻)
- 自由記入欄
- 遊び方=回り双六
- 史料分類
- 絵画