一鵬斎 芳藤(歌川 芳藤)
紙鴟登天上雙六:紙鴟登天上双六
嘉永頃 (1847-1852)
資料名1
紙鴟登天上雙六:紙鴟登天上双六
史料名1よみ
いかのぼりてんじょうすごろく
史料名Roma1
ikanoboritenjousugoroku
絵師・著者名
一鵬斎 芳藤(歌川 芳藤)
Creator
落款等備考
一鵬斎 芳藤画
板元・製作者
辻岡屋 文助
制作年和暦
嘉永頃
制作年西暦
1847-1852
書誌解題
資料名1
紙鴟登天上雙六:紙鴟登天上双六
資料名2
史料名1よみ
いかのぼりてんじょうすごろく
史料名2よみ
史料名Roma1
ikanoboritenjousugoroku
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
紙鴟登天上双六
絵師・著者名
一鵬斎 芳藤(歌川 芳藤)
絵師・著作者名よみ
よしふじ  (いっぽうさい よしふじ/うたがわ よしふじ)
Creator
管理No.
00001203
管理No.枝番号
落款等備考
一鵬斎 芳藤画
板元・製作者
辻岡屋 文助
彫摺師
制作年和暦
嘉永頃
制作年西暦
1847-1852
制作年月
書誌解題
判型・形態
その他
印章の有無
@@
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
ゲーム
内容1
おもちゃ絵
内容2
ゲーム 物づくし絵
内容3
双六 凧 紙鴟 子ども(少年)
テーマ
題名に紙鴟登(いかのぼり)とあるが、鴟は鳶と同じで凧はとびが空高く飛ぶことを
模して紙で作られたので、この字を当てたという。「守貞漫稿」には「京坂にては
いかのぼり、江戸はたこといい、宅縄を垂す形ち烏賊及び鮹に似たる故」とある。
まだ寒い正月に、空に向かって凧揚げをするのは健康によいとされたことや
往来で「高位の君達の御通行を妨げることあれども、御用捨下さる」ことから
男子最大の正月遊びであった。その凧のデザインを集めた、凧づくしの双六である。
具体物
遊び方は飛び双六
「此所ふり出し」では、七人の子どもが凧揚げをしており、門松が正月であることを
示している。その右は糸が切れ見失った凧を見上げる子ども、左は梅の枝に
引掛った凧。「上り」は天界の雲上で凧を揚げる殿様・奥方と奥女中たち。
その右は、お年玉として凧を持参する人物、左は凧揚げによい風を送る春風。
二段目から五段目までは、24種の凧が紹介されている。凧は絵凧、字凧に
分けられるが、ここには絵凧、それも面白い変形凧が数多く登場している。
正月らしいおめでたい絵柄が多く、なかには行灯凧のような立体凧や凧糸を
登る紙の「さる」が見られる。
Comments
位置づけ
凧揚げは健康によいとして奨励され、少しぐらい年始の邪魔になっても
許されたので、男子の正月遊びとしても最も人気があった。それだけに
工夫をこらしたさまざまな凧が作られたが、この双六は江戸の凧文化の
豊かさをみごとに示している。
讃・画中文字
紙鴟登天上雙六
*最上段右から最下段左へ向かって順に項目のみ翻字。
御年玉
上り(万亭応賀作)
春風
大黒凧
二見の浦
三番叟
鳶凧
義経
福輔
□格子
烏凧
龍の字
金太郎
扇凧
羅生門
奴凧
辨慶
仕事司
行燈凧
達磨
烏賊凧
雲龍
蛸入道
さる
鯰凧
たぬき
ちぎれ凧
ぶる??
此所ふりだし
一鵬斎藤芳画 辻岡屋文助梓
引掛
(小泉吉永氏翻刻)
自由記入欄
遊び方=飛び双六
絵師はおもちゃ絵で知られる歌川芳藤、文章は万亭応賀(どんな人物か未詳)。
史料分類
絵画