
〈花見〉
文政天保頃 (1818-1844)
- 資料名1
- 〈花見〉
- 史料名1よみ
- はなみ
- 史料名Roma1
- hanami
- 絵師・著者名
- 渓斎 英泉
- Creator
- 落款等備考
- 渓斎 英泉画
- 板元・製作者
- @
- 制作年和暦
- 文政天保頃
- 制作年西暦
- 1818-1844
- 書誌解題
- 資料名1
- 〈花見〉
- 資料名2
- 史料名1よみ
- はなみ
- 史料名2よみ
- 史料名Roma1
- hanami
- 史料名Roma2
- Title
- Alternative title
- シリーズ名・代表明細
- 〈花見〉
- 絵師・著者名
- 渓斎 英泉
- 絵師・著作者名よみ
- えいせん (けいさい えいせん)
- Creator
- 管理No.
- 00001261
- 管理No.枝番号
- 000
- 落款等備考
- 渓斎 英泉画
- 板元・製作者
- @
- 彫摺師
- 制作年和暦
- 文政天保頃
- 制作年西暦
- 1818-1844
- 制作年月
- 書誌解題
- 判型・形態
- 大判3枚続
- 印章の有無
- @ 版元
- 印章内容
- 複製フラグ
- 種別1
- 木版浮世絵
- 種別2
- 錦絵
- 種別3
- 内容1
- 人物画 子ども絵
- 内容2
- 美人絵 母子絵 行楽
- 内容3
- 母と子(幼児) 花見
- テーマ
- 花見を楽しむ母と子、姉と弟であり、美人画であるとともに花見の風景画でもある。
- 具体物
- 背後に山一面に咲きほこる桜が描かれているが、中央の石碑から飛鳥山(東京北区)
と分かる。右の姉娘は裾に水鳥文様を描いた振袖を着て、弟は王子稲荷の狐の
あやつり人形を手に持っている。中央の母は手拭を姉様かぶりにして珍しい椎茸の
裾文様がついた裾前を持ち上げながら歩き、子は天狗の目かずら(顔半分のお面)を
持っている。左の母の裾文様は蝶、ねじり鉢巻の子はなんと満開の桜を枝ごと折り
取っている。
- Comments
- 位置づけ
- 飛鳥山が桜の名所としてこの当時よく整備され、花見が江戸庶民の楽しみであったことが
よくうかがえる。このような江戸の物見遊山を、現代では行動文化と呼び、江戸庶民文化
の特色の一つに上げている。
- 讃・画中文字
- 自由記入欄
- 江戸っ子の春三月の楽しみは、なにより花見。三組の姉と子どもたちがやって来たのは、
飛鳥山(東京北区)だ。ここは江戸市中からはやや遠いのどかな田園にあり、隅田堤のよう
に酔客のどんちゃん騒ぎもなく、日暮れ前に帰路につけば、婦女子には最適だった。
絵の子どもたちは。王子稲荷の狐のあやつり人形、天狗のめかずら目鬘(顔半分のお面)、
桜の枝をそれぞれに持っている。母たちも、せいいっぱいのおしゃれ着だ。
花見にはおんなこ女子どもの団体も多く、特に寛永寺境内の上野山は禁酒だけに
「手跡の師・踊・歌・浄瑠璃の師匠達、弟子をつれ、揃いの日傘、てぬぐい手拭にて
八、九十人より百人以上ずつ袖をつらねて花下に遊ばしむるもの、花中絶えず」
(『江戸府内絵本風俗往来』)というありさまだった。同書は隅田堤についても
「花より団子の子供衆も、田を三めぐり(三囲稲荷)の鬼ごっこ…社内に始まる隠れん坊」
と名調子で描写してある。
- 史料分類
- 絵画