哥麿(喜多川 歌麿)
山姥と金太郎
寛政・享和頃 (1789-1804)
資料名1
山姥と金太郎
史料名1よみ
ヤマウバトキンタロウ
史料名Roma1
yamaubatokintarou
絵師・著者名
哥麿(喜多川 歌麿)
Creator
落款等備考
哥麿筆
板元・製作者
村田屋治郎兵衛
制作年和暦
寛政・享和頃
制作年西暦
1789-1804
書誌解題
資料名1
山姥と金太郎
資料名2
史料名1よみ
ヤマウバトキンタロウ
史料名2よみ
史料名Roma1
yamaubatokintarou
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
山姥と金太郎
絵師・著者名
哥麿(喜多川 歌麿)
絵師・著作者名よみ
うたまろ   (きたがわ うたまろ)
Creator
管理No.
00001289
管理No.枝番号
落款等備考
哥麿筆
板元・製作者
村田屋治郎兵衛
彫摺師
制作年和暦
寛政・享和頃
制作年西暦
1789-1804
制作年月
書誌解題
判型・形態
長大判
印章の有無
極 版元
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
子ども物語
内容2
金太郎絵 母子絵
内容3
金太郎 山姥 母と子
テーマ
泰平が続き、家の継続にとって子は大切な宝とされるようになった江戸時代、丈夫で元気な金太郎の姿は、子どもの理想像として浮世絵にも数多く描かれた。伝説にもとづく物語絵であるが、その画像は、二種あり一つは足柄山で動物たちと元気に遊ぶ子ども絵で、もう一つは山姥に育てられる母子絵である。本品は、金太郎の母子絵を数多く手がけた歌麿の代表作である。なお、山姥と金太郎の母子絵は寛政後期に遊女などの美人画が禁止された時期に多く描かれ、規制を逃れて女の色気を表現するためともされるが、歌麿は母子の愛情を見事に表現している。
具体物
美しい山姥(母)にすがりつく金太郎である。金太郎はお決まりの赤い体に腹掛け姿であり、頭髪は伸ばし始めており、中剃りをしている。数えの三歳すぎである。山姥は若く美しいが、蓬髪で乳房を露出しており、金太郎は授乳をねだっている目付きだ。母の着物は、肩や腰回りに山姥の特徴とされる木の葉文様を配してある。手には栗を持っており、いが栗から赤い実がのぞく様子を性的表現と見る人もいるが、かちぐりは、古来勝ちに通じる縁起物でもあった。
Comments
位置づけ
歌麿は本来老婆とされる山姥を近松門左衛門「嫗山姥」にならって、若く美しい母の姿で描いた先駆者である。数多くの母性愛あふれる山姥と金太郎の作品を残している。本品はその中でも最高傑作とされる。
讃・画中文字
自由記入欄
この作品はアダチ版画で復刻されており、その際の主版(墨版)から、各色版を摺り重ねて完成まで、摺りの過程を特別に誹え、公文で所持している。
史料分類
絵画