一勇斎 國芳(歌川 国芳)
莟花江戸子数語録
安政4年 (1856)
資料名1
莟花江戸子数語録
史料名1よみ
つぼみばなえどっこすごろく
史料名Roma1
tsubomibanaedokkosugoroku
絵師・著者名
一勇斎 國芳(歌川 国芳)
Creator
落款等備考
一勇斎 國芳画
板元・製作者
蔦屋 吉蔵
制作年和暦
安政4年
制作年西暦
1856
書誌解題
資料名1
莟花江戸子数語録
資料名2
史料名1よみ
つぼみばなえどっこすごろく
史料名2よみ
史料名Roma1
tsubomibanaedokkosugoroku
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
莟花江戸子数語録
絵師・著者名
一勇斎 國芳(歌川 国芳)
絵師・著作者名よみ
くによし   (いちゆうさい くによし/うたがわ くによし)
Creator
管理No.
00001305
管理No.枝番号
落款等備考
一勇斎 國芳画
板元・製作者
蔦屋 吉蔵
彫摺師
制作年和暦
安政4年
制作年西暦
1856
制作年月
書誌解題
判型・形態
その他
印章の有無
年月 改 版元
印章内容
辰二
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
おもちゃ絵 子ども絵
内容2
ゲーム 遊戯 日常生活
内容3
双六 遊び 悪戯 少年 唐子(上り)
テーマ
「蒼花」とあるように、まだ一人前に花が開く前の江戸っ子の少年たちの
遊びを中心とする日常生活をテーマにしている。ただ、楽しい遊びより
いたずら遊びや冒険、いじめが中心で仕置きの場面もある。
具体物
遊び方=飛び双六
「ふりだし」は、下男を馬に大名ごっこの少年で、「上り」は、かめに落ちた子どもを
かめを割って救った司馬光の機知。途中の各場面は、讃にある通りだが
多くの遊びにいたずらや冒険をちりばめてある。「凧にふりかけ」はガラスの粉を
糊で糸につけ、他人のたこ糸にからませて切る遊びで、「やりあげ」は、武士の持つ
槍の鞘に糸をひっかけて持ち上げている。あんまさんへの「ざるかぶせ」
「小僧いじめ」など弱い者いじめ、さらに「やたいたふし」
「品引手」「あかりけし」などのいたずら、「らんか渡」「かうもりとり」「木のぼり」などの
冒険もある。いらずらがすぎると「仕つけ」で灸をすえられ、ついには「かんどう」となる。
Comments
位置づけ
今も変わらぬ子どもの遊び心に隠された、いたずらやいじめを巧みに表現してあり
子ども心の陰の部分を知ることができる貴重な史料。国芳の作だけに
絵もしっかりしている。
讃・画中文字
莟花江戸子数語録
*最上段右から最下段左へ向かって順に項目のみ翻字。
凧にふりかけ
やたいたふし
やりあげ
上り
上りこ・さがりこ
馬の尾ぬき
木のぼり
品引手
ゐねむり
ざるかぶせ
手ならひ
あかりけし
子僧いがめ
たけ馬
かんどう
およぎ
ふりだし 一勇斎国芳画
東子錦三撰 南伝馬町一丁目 蔦屋吉蔵
吉岡寿梓
たがまはし
大けしかけ
らんか渡
仕つけ
かうもりとり
(小泉吉永氏翻刻)
自由記入欄
遊び方=飛び双六
史料分類
絵画